世田谷区・賃貸マンションの家賃相場はどのくらいか。他のエリアとの平均賃料から比較。
世田谷区の賃貸マンション 家賃相場 平均賃料から、世田谷区の家賃の相場がどのくらいなのか。他のエリアも参照しつつ比較してみると。 まずは、東京都内の23区など他の地域と比較みましょう。すると、結果は以下のようになりました。2013年1月のデータを参照しています。 都内の区および市の中で、第10位という状況です。意外に高くないという印象ではないでしょうか。 その理由は、品川区87,700円→台東区87,400円→文京区86,400円→世田谷区82,800円→江東区82,800円→墨田区82,100円→豊島区79,400円の順になっており、世田谷区の家賃相場は江東区と墨田区と同水準であるからです。 データは、1K・1DKの平均賃料に着目した結果です。平均で10万以上は港区や渋谷区で、目黒区などで10万円を切るという状況です。このあたりは、やはり高いなという場所でしょう。 8万円台後半は、新宿区・品川区・台東区・文京区となっています。台東区や文京区でも、世田谷区と比較して月額で平均5,000円ほどの乖離があります。 詳細は、「世田谷区の賃貸家賃相場 他区、他市の平均賃料と比較」よりどうぞ。 次に、世田谷区内における各沿線駅の中ではどのような差異があるのか比較してみましょう。いくつか人気とされる駅をピックアップしてみました。同様に、2013年1月のデータを参照しています。 世田谷区総平均という値に近い沿線駅は、奥沢駅と二子玉川駅ということが分かります。やはり、下北沢駅や三軒茶屋駅は世田谷区内においては月額平均で約7,000円弱は高いという値です。これは、品川区、江東区、文京区の総平均にほぼ近い値でもあります。 やはり、人気のエリアは世田谷区内でも、それなりの家賃相場になってくるという感じでしょうか。 とはいえ、平均で9万円台の自由が丘駅は、新宿区総平均値を超えて、目黒区総平均値並の相場になっていることと比較すれば、やはり世田谷区内の人気駅は、それなりに安い部類というか突出して高いという部類にはないものといえるでしょう。 詳細は、「世田谷区内の賃貸マンション平均賃料を区内の人気エリアで比較」よりどうぞ。 昨今は、これまで人気のあるとされた港区エリアよりも、三鷹市など郊外方面の沿線駅に人気が移ってきているようにも思われます。どの媒体でも、吉祥寺がかなり人気があるという集計結果をみるように、やや郊外方面にあるエリアが暮らし易いと考えられている為でしょうか。 ただ、ダントツ人気の吉祥寺は郊外方面にあるにも関らず、家賃はそれなりに高いのが現状です。たとえば、井の頭線では、渋谷から下北沢駅にかけて賃料が下がり、明大前駅あたりで底があります。そこから、井の頭公園駅や吉祥寺駅という郊外方面にかけて徐々に賃料が上がっていくという逆転現象が発生しています。人気の高さを反映した極地騰貴というような状況になっています。 それを考えると、小田急線で新宿駅に、井の頭線で渋谷駅に、と両駅にアクセスできる下北沢駅は利便性や商店街などの生活環境を鑑みると住み易いものといえそうです。