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テーマ:今日のランチ(38868)
カテゴリ:外めし[いわゆる外食]
隣りのお客が重箱の蓋を開けた瞬間、まずはその色に驚いた。
「うわぉっ!色濃いっ!」 生まれて30余年。佃煮のような甘露煮のような色の蒲焼はこれが初めて。 色から想像する甘辛い味を感じ取るであろうと、味覚のスタンバイを済ませ、蓋を開け、ひとくち頬張った。 「!!これは・・・」 知り合いの大工さんが連れてきてくれたのが、ここ 「根本利兵衛 (川魚 根本)」である。 水元公園の先、葛飾区と埼玉・三郷市の境にあるこの店。 暖簾には「うなぎ」の文字。 濃い味を想像していた味覚は違う意味で驚いた。 それは、見た目の色の濃さからは想像できないほど、さらりとしている。それでいて旨味が深い。甘味や醤油等バランスがとれていて一体にまとまっている。 肉厚で食べ応えがあり食べ飽きない鰻。 以降、うなぎを食べたくなるとここへ。今日もまた。 暑くなると無性に鰻が食べたくて、ここ2~3日、ピークに達していた。 到着したのは午後1時。車でないと不便な立地であるが、お店は満席状態。 うな重(並・上・特上)、鯉こく、鯉のあらいが表示されているメニューから「うな重(上)きも吸い付き ¥1800」を頼み、メニューにはない一品を聞く。 「肝焼き、まだありますか?」 「すみません、肝焼き終わっちゃって。」 今日も幻と化した「肝焼き」であった。 これが「うな重(上) 肝吸い付き」であります。 画像は明るめに撮れているので、想像よりも色が濃くないかもしれませんが、肉眼ではかなり「濃い」です。 そして大きいんです。 重箱にパンパンにのった鰻。 頭の方と尻尾の方、2切がのっているのですが、半分ずつ重なっています。 なので山椒をかけるときは、半分、箸でめくって山椒をかけることになります。 「食べ進んでからかけたら?」とも言われましたが、私は食べる前に全体にまんべんなくかけたい派なので、箸でめくってかけます。それもまたここの鰻を食べる喜びのひとつでもあり。 いつもそうだが、鰻はアッツアツ。フーフーいいながら食べるほど。 重要な要素のひとつであるご飯も、固すぎず、やわらかすぎず。 肉厚で脂ののっている鰻だが、たれのさらりと、ご飯の程よい水分で、食べ飽きるということはなく、たっぷり一人前を「完食しました!」と満足できる。 また、ここを愛すべき理由のひとつとして 炙った肝が肝吸いに入っているのぉ~肝吸いに炙られてた肝がはいっているのはここが初めて。 一度炙られていることにより、香ばしさが加わり、さらに食感が変わるので、吸い物に漂っている肝はなんだか「トゥルッとしててあんまり・・」という方でも、食べれました。 上をみたらキリないけど、このお値段で想像以上の味を提供してくれるこのお店、おきにいりです。 次回はもうちょっと早く行って、自分の中で幻となりつつある「肝焼き」を是非! ~・おまけ・~ その1 湯のみの絵には「川魚 根本」と書かれている。 その2 熱源は備長炭。 お気に入りの記事を「いいね!」で応援しよう
最終更新日
2006年03月07日 23時53分29秒
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