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2013.01.12
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カテゴリ:読んだ本
湊かなえさんの本が気になっていろいろ読んでます。
どんでん返しのラストが多いので
「そうだったのかー…なるほど~」…なんて唸ることもしばしば。

最初に読んだのは「告白」だったかなぁ…。

面白かったので子供にも勧めたところ、一緒にハマってくれました。

読み終えて、まだ気持ちが冷めやらぬうちに
熱く感想を語り合う相手がいるのって嬉しいものです。

で、先日読んだのが「往復書簡」。

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タイトル通り、往復書簡…手紙のやりとり…という形式で綴られた3つのミステリーが収録。他の本と同じぐらいのぶ厚さですが、行間わりと広くてあっという間に読めました。

(その中の「二十年後の宿題」が、映画「北のカナリア」の原作になっているんだそうです)


高校時代の放送部の仲間同士の結婚式に招待されて久しぶりに帰国した悦子。

式に来なかった新郎の元彼女・千秋(これも元放送部員)が、以前、同期会で顔に大怪我をして音信不通になってしまった事を知り、一体何が起きたのか知るために、事故現場にいた元放送部員のメンバー達と手紙のやりとりを始める……というのがひとつめのお話。

何度も手紙のやりとりを重ねるうちに、次第に明らかになってくる彼女たちのドロドロとした本音。
そして最後に明かされる衝撃の真実……これには思わず私も「エッ…?!」と驚いて声が出てしまいました(笑)。なるほどね…そうきたか。


二つ目のお話が、北のカナリアの原作ですね。

高校教師の淳史は、既に定年退職している小学校時代の尊敬する恩師から、
「ずっと気になっている6人」の教え子たちが、今幸せにしているのかどうか、一人一人会って調べてほしいと頼まれ、その依頼を快く引き受ける。

依頼の際には明かされなかったが、
実際に会って話を聞くうちに、恩師と教え子6人は20年前に不幸な事故に巻き込まれていたことが判明。

さらに教え子達が恩師に対して、それぞれ異なった複雑な感情を抱いていることや、その感情を今も重く引きずって生きている事が浮き彫りになってくる。

だが最後の6人目の教え子への手がかりがぷっつり途切れてしまうのだった…。

いろんな偶然が積み重なって起きた、あまりにも不幸な事故。
その偶然に関わってしまった教え子たちが、贖えない罪の意識に苛まれ続ける…

そんなお話だったので、謎解きが面白いな…と感じた1話目と違って雰囲気はかなり重いです。


3つめは、国際ボランティア隊員として危険な発展途上国へ旅立った純一と、15年来の恋人である万里子との往復書簡。

遠距離恋愛を始めたばかりの恋人同士の往復書簡ですからね~。
そりゃもう1、2話とはテンションが違います(笑)。
特に2話が重かったのもあって、最初は愛し合う二人の微笑ましいやりとりにちょっとホッとしたもんです。最初は。

ただこの二人、15年前(高校時代)に学校で起きたある事件に巻き込まれているんですよね。そして万里子にはその事故の際の記憶がない。

事故の詳細は、二人が手紙のやりとりを重ねるうちに次第に明らかになってきます。同級生の火災死亡事故と、その子をいじめていたとされる生徒の自殺。
その火災現場から万里子を救い出したのが純一でしたが…

素敵な二人だったので、幸せになって欲しいなあ…と思いながら読んでたんですが、これは切ない…やるせない気持ちになりました。


この本も贖罪、赦し…といったあたりがテーマかな。

ひたすら手紙だけのやりとりという構成で
見事にまとめておられるのはさすが。面白かったです!

今度は「母性」を読んでみたいな…。

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最終更新日  2013.01.13 01:31:58
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