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↓前回です♪
第六十二段 ~レッド・プラネット6~ ★☆★☆ 第六十三段 シアンはキスが上手い。ジョンはぼんやりそう考えた。 年若い王子にふさわしいとは言えない特技だ。 シアンは唇を寄せたまま、くすっと笑った。 『僕が何者か忘れた?上手いに決まってる。』 ドール。 彼の唇がそう動いた。 その後、ジョンと囁いた。『舌出して』 脳が痺れた。 そして恐ろしくなった。我を忘れそうで。 シアンの腕を振りほどいて、壁に背をすがらせた。 『心が読めるんですか?』 ジョンは訊ねた。 『まさか。君の考えそうなことが分かっただけだよ』 彼の唇の紅がとれて、薄青い皮膚がのぞいていた。 ジョンは自分の口を思わず拭って、その手を見た。 『怖い?』シアンは言った。 『いえ』そう言う怖さではない、とジョンは思った。 夢中になりそうだった。 たったあれだけのキスで。 『私を愛してはいけません。』ジョンは言った。 『二千年前に言って欲しかったね』シアンは苦笑した。 『そんなこと無理だし、無理じゃないとしても、絶対嫌だね』 シアンはもう一度ジョンを捕まえて、壁に彼をおさえつけて キスの続きをした。彼はジョンの舌を捉えた。 ジョンは喘いだ。夢中になって、激しくキスを返した。 それは暴力のようだった。 シアンの身体がしなった。 ジョンは彼の腰を掴み、引き寄せた。 ああ、ジョン。忍びやかな声が漏れた。 シアンの腰に自分の身体を押し付けた。 シアンの細い身体がジョンの腕の中で仰け反った。 つづく この身長差がいいよね? やっぱりコブシだ。 まっしろ。 ↓次回です♪ 第六十四段 ~レッド・プラネット8~ 最初からお読みになりたいごキトクな方は 下記の 『三蔵、妊娠したってよ』シリーズ早見表 ↑ からどうぞ♪ ウィリアム・フォン、馮紹峰、フォン・シャオフォン、ペン・シャオペン 以上全部同じ人(笑) 『三蔵、妊娠したってよ』シリーズ早見表ってことでヨロシク♪ お気に入りの記事を「いいね!」で応援しよう
Last updated
2018.08.10 08:48:49
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