これも少し古いネタになりますが年末に自分の部屋で使ってるブラウン管テレビを解体処分しました。
記事の内容を真似される方は怪我や最悪命を落す危険もありますので、必ず自己責任でお願いします！
先日のブログ記事の件でしばらくしたら薄型テレビのお下がりが来る予定があり
予め場所を空ける為に20年以上使ってるブラウン管TVの処分に重い腰を上げました。（お下がりのテレビはまさかの展開で新品のテレビを購入する事に・・・）
自分の部屋で使ってたブラウン管テレビは23年程前に購入した25型の物で
余り物の車用フルセグチューナーで地デジ化半年後から復活して未だ現役でした。
今回処分に辺り、地デジチューナー経由ですがまだ普通に使える物を処分するのに
リサイクル料金が掛かる事、またそのお金が本当に有効に使われているのかあやふやな事
不明瞭なリサイクル料金を払うならブラウン管TVの需要のある国へ輸出する業者を探すも
法改正により、輸出業者もテレビには手を出せない状態に・・。（全くもって意味がわからん）
意味のわからないリサイクル料金を払うくらいなら、自分が少し手間を掛けて分別すれば
金属業者など本当に働いている人達へ僅かながらお金が入るのでその方がましと思い
自分でテレビを解体する事にしました。
ここで、ブラウン管テレビの処分に頭を悩ませてる人にアドバイス。
世間ではブラウン管モニターやテレビはなんでもかんでも処分料掛かると思われていますが
実は、ハイビジョンのブラウン管テレビや比較的高年式（21インチ程度）のブラウン管テレビ限定になりますが、
記事を書いてる今現在でもハードオフ等の家電買い取りショップで引き取ってもらえますので無料で処分する事も可能ですし、残像を嫌うゲーマーの人達に人気の機種なら査定が付き意外と高額に買い取ってもらえる事あるようです。
型番等をしっかり調べて問い合わせする事をお勧めします。
もう一つは、少しの差なら店頭で思っても家電量販店よりネットの方が段違いに安く、
ネットで家電を買ってる人も多いと思いますが、大型ブラウン管テレビだと引取料等も
考慮して値引き条件に処分をぶつけてみるのも良い方法かも知れません。
テレビの解体ですが、裏蓋を外す事から始めます。
既に少しハーネスを切ってありますが、裏蓋のネジを10本程外すとこの状態になります
本体プラスチックケース、内部基盤、ブラウン管と選別しますが、
一番の問題はブラウン管になるでしょう。
ブラウン管内部は真空になっているので、真空状態を解放して安全にガラスを割れるようにします。
間違っても漫画等であるように、バットで直接ブラウン管の表を叩き割ったりしないでください！
ブラウン管の表側の頑丈な部分を先に割ると爆縮状態になり、ブラウン管が砕け散って
最悪命を落す事もあります。
大型テレビの場合は、重いので作業中にひっくり返す時等にうっかり手を滑らすと同じ事が起きますので注意です。
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上の画像は下に座布団を引いてブラウン管表を保護してます。
画像の丸で囲った部分をプライヤーで潰しながらこじり回すとブラウン管のヘソが砕けて
成功すれば、シューと音がし始めて真空が解放されます。
この時に僅かな吸い込み音がしないからと先を焦り追い打ちで割ると一気に解放され
先の爆縮状態になる危険もあるので音がしなくなるまで数分待ちましょう。
音がしなくなったら充分ですが念の為に更に放置した方が良いと思います。
その間に内部基盤を外して時間の節約をしましょう。
内部基盤は、４：３時代のテレビでしたら修理の事も考えて作ってあるので、
基盤事に数本付いてるネジを外せば大きな基盤もそのまま引き抜けます
今回は解体なので引抜きながら基盤に繋がってるハーネスをニッパーで切り分離します。
内部基盤が外れた頃にはブラウン管の真空解放も充分に済んでいると思いますので
ブラウン管をハンマー等で裏から割っていき内部に破片を落として行けば
ガラスの飛散も最小限に出来ると思います。
ブラウン管（ガラス）、内部基盤とスピーカー（金属）、本体ケース（プラスチック）に分けます。
本体は細かく切断する方が安全ですが、時間短縮で自分はハンマーで叩き割りましたが
叩き割る時の音が大きいのと破片が飛び散るので怪我をしたくない人は鋸などで
地道に細かくした方が良いでしょう。
ラジカセやビデオを分解した事ある人ならブラウン管を除けばテレビは遥かに
部品が少ないので、ここまでで1時間くらいだと思います。
次は分別したこれらの処分です。
砕いたブラウン管は先に役所に割れたブラウン管の処分を聞いたところ
不燃物の割れたガラスに出して欲しいと言われましたが、
どうせ埋立てにされるので、以前フォグランプの応急処置で
ガラスを切ってもらったガラス屋さんの廃棄ガラスリサイクル業者に
割れたブラウン管が混じっていてもＯＫが聞いてもらったらＯＫだったのでコンテナに入れさせてもらいました。
内部の基盤は、上記問い合わせ時に不燃ゴミに出しても良いと言われましたが、
こちらもどうせ埋立でリサイクルにならないので、金属回収の業者に依頼しました。
業者を選ぶ時に最近は押し買いの問題で少なくなりましたが、個人で廻ってる軽トラックの業者避けてください。
彼らは欲しい物だけ抜いてその他は不法投棄している人も中にはいますので、最低でも公安委員会の認可受けた業者にしましょう。
基盤だけだと業者の方もお金にならないのでＶＨＳビデオ等の廃家電を別に何個か用意しておく方が良いと思います。
この時は、近所の方に声を掛けたらついでにと何軒も集まりＶＨＳデッキや湯沸かし器等、8個程集まり業者の方も即回収に来てくれました。
本体のプラスチックケースはプラ表示の無い時代の製品なので、燃えるゴミに熱源として出しました。
因みに25型テレビのケースは上手く細かくするとスーパーの大きめのレジ袋1袋に収まります。
地域によってはゴミの分別が違ったり処分出来ない場合もあるので、
解体する前に、テレビの割れたブラウン管のガラス、テレビの内部基盤等と
必ずテレビの部品と問い合わせしてからの方が良いでしょう。
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