「アンストッパブル」は、2010年公開のアメリカ映画です。2001年5月にオハイオ州で発生したCSX8888号暴走事故を題材に制作されました。
監督:トニー・スコット
出演:デンゼル・ワシントン(フランク・バーンズ)
クリス・パイン(ウィル・コルソン)
ロザリオ・ドーソン(コニー・フーパー)ほか
ペンシルヴェニア州のミンゴ操車場。この日、初めてコンビを組むベテラン機関士フランク(デンゼル・ワシントン)と、新米車掌ウィル(クリス・パイン)。ソリが合わず、私生活でも問題を抱える2人は、険悪な雰囲気で旧式機関車に乗り込みました。同じ頃、同州のフラー操車場では、運転士のブレーキ操作のミスで最新鋭の貨物列車が無人のまま走り出してしまいます。全長約800メートルの貨物列車は、危険性の高い化学物質とディーゼル燃料を大量に積んでおり、行く先の急カーブで転覆すれば大惨事に・・・。
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実話に基づいた話ですが、スリルある娯楽作品になっています。列車は線路の上を走るので、上下は当然のこと左右の動きもなく、迫力は期待できないかなと思っていたら、見事に裏切られました。熟練したカメラワークと視覚効果により、走る列車と空を飛ぶヘリコプターの映像が力強く、臨場感があります。これまでに見た列車の映画でベスト。列車を題材にこれだけスリルのある映画を撮れるということは注目に値します。
「アンストッパブル」の暴走列車停止作戦は、すべて実際の事故の際に立案されたものと同じです。
・ヘリコプターから元海兵隊の整備士をワイヤーで吊るして降下する
・もう一台の機関車で暴走列車をで減速させて側線に誘導する
・燃料供給停止スイッチを狙撃する
・可搬式脱線器を使用して脱線させる
この他に、「進路上に別の機関車を置き、追突させて停止させる」という案も実際に準備されていましたが、これは実施されませんでした。さすがアメリカ、やる事がダイナミックですね。
デンゼル・ワシントンの演技は、いつも通り安定していて心地よいです。クリス・パインとロザリオ・ドーソンもいい感じです。「アンストッパブル」はトニー・スコットとデンゼル・ワシントンによる通算5回目のコラボ作品ですが、残念なことにトニー・スコットにとって最後の監督作品にもなってしまいました。トニー・スコットとデンゼル・ワシントンは第6作目について話し合っており、「トニーは、僕が麻薬を積んだ潜水艦の船長を演じる映画を作りたがっていた」(デンゼル・ワシントン)とのこと。気がつけば彼らのコラボ作品5作すべて見ていた私は、思わず見たくなる第6作目の構想でした。残念です。
トニー・スコットとデンゼル・ワシントンのコラボレーション作品
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CX8888号の暴走を伝える当時のニュース(YouTube)
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