ウサギとカメとしばしばオカメ 　　　　　　　　　　～福岡どーむ～

今日は息子の中学の体育大会。

北九州市には朝から光化学スモッグ注意報が出た。
案の定、北九州市では85校の運動会が延期。
福岡市も晴天、しかも折からの黄砂で霞んでいる。

生徒たちは応援席では鉢巻だけで帽子もかぶっていない。
直射日光は熱中症を引き起こすのに。
（ちなみに今日の最高気温は３０℃）

　黄ブロックのパネル
　　　　　　　　　　　　　　　　　　　　　　　　　（パネル賞を受賞）
息子1つ目の出番は50メートルハードル。
跳んでる跳んでる。

中学校の体育大会は小学校に比べて至ってシンプル。
走が中心で団体競技は1年のクラス対抗の大縄跳び、
2年、3年女子の棒引き（私的には「女の意地」）

　引きずられても棒を離さない

全男子による騎馬戦。
表現は2・3年女子のダンスと
2・3年生男子の組体操。

走も選手制なので小学校のように
延々と全員が走らないのがいい。

リレーはクラス対抗で全員で1レースを走る、学年リレー。
選抜制で行われる距離別、男女混合、ブロック対抗など。
うちの息子は選抜制のリレーとは無縁。

　クラス対抗リレーでの激走

いよいよ組体操。
前日まで倒立ができなかった。
「本番どうするん？」－「がんばる・・・」
普段滅多に聞けない息子の「がんばる」

上半身裸で入場。


もう、誰が誰だか遠目ではちっともわからないが、
特徴のある体型ならば見つけやすい(^_^;)

　　

まずは空手の型　　　　　写真はサボテン（息子はどの技でも常に土台）


最高の見せ場4段タワー



無事午前の部が終了。
生徒は弁当を教室で食べるため、
自宅に昼食をとりにいったん帰る。

自宅に着くやいなや、息子から電話。
「道着持ってきて」
そう言えば、部活対抗リレーには出ないが、
行進には部活生は全員参加するんだった。
とんぼ返りで学校に戻って道着を届け、
またとんぼ返りでお昼を食べ、また急いで学校へ。

ちょうど部活紹介が始まったところだった。
　

文化部も参加する。
部活対抗リレーは3部制。
文化部、女子運動部、男子運動部。
文化部はやはり男子がいる部が有利で美術部が1位。
放送の「手芸部がんばってください」に
場内から笑いが起こる。

さて、息子が所属する剣道部はと言えば、
ただでさえ袴がハンデなのに、
男子に至っては胴もつけて走る。
さすがにバトンは竹刀ではないけれど。
そのせいか去年も今年も剣道部は男女とも最下位。
今年は男女とも陸上部ががんばって
野球部、サッカー部、バスケット部、ハンド部を抑えて
面目躍如のアベック優勝。




　　ー余談だが私が通っていた高校は
　　　部活対抗リレーはその部の道具がバトンだった。
　　　球技の部はそれぞれのボールかラケット、バット。
　　　当然剣道部は竹刀。
　　　しかも素振りをしながら走っていた。
　　　科学部は試験管だか、フラスコだったと思う。　

保護者参加の競技は部活生との綱引き。
保護者だけでなく卒業生も参加していた。
素行では優良校なだけに卒業後にはじけて
「高校デビュー」する生徒もわずかだがいるとは聞いていた。
保護者の綱の先頭には「はじけた」卒業生が張り切っていた。

　今年は部活生が勝利

騎馬戦は前馬をしていることは確認できたが
大将落としが始まったとたん見失ってしまった。
勝負はあっけなく息子が所属する「毘沙門天」組が
相手の「風林火山」の大将を落として勝負あり。

途中の得点経過ではトップの青ブロックに
大きく水をあけられて、黄ブロックは最下位の3位。

しかし2年3年女子の棒引きで黄ブロックは他を圧勝。
会も大詰めの3年の学年リレー、ブロック対抗リレーで
ワンツーフィニッシュ。

閉会式の得点発表
青1034点、 赤977点、黄1053点！
まさかの大逆転

最後はブロックごとに分かれてそれぞれの団長が挨拶。
黄ブロックは喜びをかみしめていた。

「優勝したのはー？」「きいろ！」

心配していた光化学スモッグによる中止もなく、
すべて終了。

午前中でデジカメの電池がなくなって、
残量を確かめたはずの乾電池は2，3枚撮るのがやっと。
ならば携帯でと思ったらメモリカードを入れてない上に、
本体の空き容量が不足であたふたしてしまった。

疲れて帰ってくるであろう息子のために
今日だけは特別に夕飯は焼き肉、
デザートに好物のデラウエアを買いそろえたのだった。

息子は更に顔を真っ赤にして帰ってきたが、
私の足にもうっすらとサンダルの跡がついていた。