139052 ランダム
 ホーム | 日記 | プロフィール 【フォローする】 【ログイン】

【毎日開催】
15記事にいいね!で1ポイント
10秒滞在
いいね! --/--
おめでとうございます!
ミッションを達成しました。
※「ポイントを獲得する」ボタンを押すと広告が表示されます。
x

PR

キーワードサーチ

▼キーワード検索

プロフィール

南台2006

南台2006

カレンダー

お気に入りブログ

まだ登録されていません

コメント新着

 名無し@ Re:最近の地質・土質に関する判定に関しての疑問(07/05) どうしてこんなにも重要できつくて危険で…

フリーページ

ニューストピックス

2009年10月10日
XML
カテゴリ:仕事

今日はこれまでに何度か述べてきたスウェーデン式サウンディング試験(SWS)についてお話ししたいと思います。

そもそも、本試験に関してはボーリング調査の保管として軟弱層確認やその力学特性上の判別等に於いて、より細かなデータを求める為に実施しておりましたが、昨今に於いては、容易である試験方法から「住宅の基礎地盤調査」と言う独立した調査方法として日の目をみたかのような環境になっている。

実際、SWS試験に関しては簡易であるが為に、その手法としては非常に難しく、この試験にも30年以上携っている私としては、本当にこの判定の難しさに関しては現在も容易でないと考えている一人です。

ただ、新聞や雑誌等を見てみると木造住宅や軽量住宅に非常に多く採用されているようで、この結果をどのように採用しているものなのか、そして、その結果が地盤の持つ今までの堆積環境や地形等から推察して、どれ位の精度を持って実施され、その結果利用に関して何を提供しているのか、地盤の持つ応力度や各地層の特性等の『地質専門分野の知識』を何も吟味せずに、試験機は容易に操作が出来る事から「素人」でも或い「はにわかプロ」が多く操作している事は否めない事実であると思います。なんともこの事実は危惧しているところです。

なんでもそうなのですが、操作が簡単で容易に出来るものって言うのは、実際には使う前の知識が豊富で、熟知している事が最も大切であり、何と言ってもその試験に携るものの地質調査専門知識はモットの重要である。この専門的知識については基礎知識として専門分野での学業はもとより、実際に現場を3年以上実務経験する事によって得られるものだと私は信じています。その手始めとして、SWD試験の原型である《手動》による手感触から始めないと実際には何も解らないって言うのが私の見解です。

私もこの《手動》にこだわって今まで来たわけでありますが、なんとも歳には克てずに何年か前にホームページ上にて知った[有限会社仁平製作所]の《半自動》を思い立ち、今年になって検討するに至り、実際に会社に出向いて《手動》と《半自動》との差を操作性や地層の確認別の是非について、どのような点が優れていて、どのような点が欠点であるのかを見極める事としたのである。

その結果、《半自動》と言っても殆どは《手動》と同等であり、回転だけを動力によりサポートしているものでした。仁平社長の情熱的なご指導には厚く感謝申し上げます。

購入してからは、何度か試験的に《手動》と《半自動》同時に搬入して、SWS試験を行なってまいりましたが、その結果として堆積状況或いは換算N値等に関して差は殆ど見られず、《半自動》は落下に関してストッパーが付いていますので俊敏に反応できるので、その点はより細やかな自沈を体験できました。

よって、これまで言ってきた私の理念であった《手動》オンリーでのSWS試験については 《半自動》であるSWS試験でも十分に補える事が実証できましたので、これからはその2試験方法を取り入れて、SWS試験の本文を忘れずに採用していきたいと思っています

一応ここでは、《手動》と《半自動》の写真を載せておきます。

手動のスウェーデン式サウンディング試験(SWS試験)

SWS手動.jpg 

《半自動》のスウェーデン式サウンディング試験》

半自動.jpg

現在は、双方《手動と半自動》については現場状況により、或いは私が現場を担当するかどうかのより使い分けしている状況です。今思う事はもっと早く導入していたら良かったと思っています。

最後に、弊社ではSWS試験はボーリング調査の補完的試験と位置づけておりますので、簡易的調査と言う意味合いから是々非々で行っていきたいと思っています。

SWS試験の目安としては、GL-5m位までが実際の試験深度であり、得られる結果として許容支持力(qa)に関しては、qa≒50kN/平米までと考えています。〕

 

 

 






お気に入りの記事を「いいね!」で応援しよう

最終更新日  2009年10月30日 18時07分20秒
コメント(0) | コメントを書く
[仕事] カテゴリの最新記事



© Rakuten Group, Inc.