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カテゴリ:日常
年明け早々、すでに仕事は開始していたものの、
午前6時前に自宅固定電話が鳴った。 市内からだ。非通知ではない。 見覚えは無い番号だなぁと思いつつ子機を取り上げて 「はい」と応答した瞬間に切れてしまった。 ・・・? 充電器に戻した瞬間に今度は携帯が鳴った。 携帯では懸けてきたところの名前が出ている。 私の携帯の電話帳に登録があるのだ。 !? 警察署だ。 「○○さんですか」 「はい」 「○○さんご存知ですね?」 患者さんの名前だった。 「ご本人から救急に連絡がありまして、ベッドから 落ちてもどれないのですが、玄関まで行けないので 鍵が開かないのです。現場に駆けつけた警官が あなたなら合鍵を持っているのではないかと・・・。」 「もう、3年ほど前から受け持ちから外れているのです」 「あ、じゃぁしかたないですね。分かりました。 朝早くからお騒がせしました。」 あっけなく切れたが、私が担当していたときには ご本人が開けに出てきてくれていたのだ。 気にはなったが、今の私には電話をかけることすら ためらわれる。 隣のベランダから入るなり、屋上から ロープを使って入るなり、いろいろと方法はあるだろう。 それよりも、4年ほど前に一度会って私の名刺を受け取って くれた、あの警官の方が記録しておいてくれたことのほうが 重要だと思われた。 寝たきり高齢者に何かあったときのための個人情報が 整理され、大事に保護されていたのだ。 お気に入りの記事を「いいね!」で応援しよう
Last updated
2006.01.08 22:58:39
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