・『西行』句
■OKEIの好きな【西行】句■
≪衣を染めて心を染めず≫
空海 【秘蔵宝鑰(ほうやく)】
外見や上っ面ばかりを整え、思いの足りないさまを言う
2015 7・10
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うきよには 留めおかじと 春風の
散らすは花を惜むなりけり
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そらになる心は春の霞にて
夜にあらじともおもい立つかな
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願はくは 花のもとにて 春死なむ
そのきさらぎの 望月の頃
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うらうらと死なんずるなと思ひ解けば
心のやがてさぞと答ふる
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【西行】は、この一番上の句の通り、
没したのが3月31日とも29日とも言われています。
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諸共にわれをも具して散りね花
浮世をいとふ心ある身ぞ
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桜への讃歌は、
ついに散る花に最高の美を見出し、
死ぬことに生の極限を見ようとする。
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OKEIの2006年『桜』の頁
●ここと■ここ
よかったら、観てやって下さい
君ならで誰にか見せん 梅の花
色をも香をも知る人ぞ知る
(古今集)
嘆けとて 月やはものを 思はする
かこち顔なる わが涙かな
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箱根湯本『阿弥陀寺』(ここクリック)の
純白の紫陽花
境内へ向う森の片隅にひっそりと一輪、
輝くように咲いていました。
女性の握りこぶしほどの小ささというのも床しく、
今でも心に残るお花のひとつです。
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2013 2・13
春の山 夜はむかしの月のなか = 飯田龍太 =
昔から月見は天体の月を眺めるのではなく、
月の思い出にひたることだった。
何ごとも変はりのみゆく世の中に 同じ影にてすめる月かな
=西行法師=
あなたには【月】にいてほしい、
そう願っている私。
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