●沖縄菓子●
沖縄風土から生まれた伝統の菓子や庶民の中から生まれた菓子。
琉球王朝時代、中国に留学した王府の包丁人達が、中国の影響を色濃くうけた焼き菓子、琉球菓子を作り上げ王族や首里の貴族しか味わうことができなかった『ちんすこう』。
庶民の代表的なおやつ『サーターアンダギー』や『黒砂糖(クルザーター)』。
昔から変わらぬ伝統の味を今に伝えているのが沖縄菓子である。
◆アメリカ菓子◆
終戦直後のモノのない時代、米軍の物資を非合法で入手したモノを「戦果(せんか)」と呼び、その生活物資を市場等に横流しをし販売していた「ヤミ市」の中で出回っていたアメリカ製のガムやチョコレート。 それが普及し、祖国復帰前後より、正規のルートで輸入されたチョコやウェハース・クッキー等も、今では『沖縄の味』として定着している。
沖縄のオジ~・オバ~でも知っているアメリカのお菓子の代名詞といえば、ハーシーの『キス・チョコ』にナビスコ『リッツ』ガムは『リグレイ』など。
沖縄のオジ~・オバ~は『銀チョコ』とか『アメリカガム』とか呼んで親しんでいる。生活の中に当たり前の様にあるアメリカ菓子。
そんなアメリカ文化の中から生まれた「Jimmy's(ジミー)」のお菓子やケーキ等は、今でもアメリカンテイストをしっかりと守り続けている。沖縄ほどアメリカ菓子が充実している地域も珍しいのでは・・・。
古き良き時代のアメリカの偉大さを感じさせるお菓子。それがアメリカ菓子なのである。
●新・沖縄菓子●
『沖縄ぜんざい』や『乾燥梅干しのスッパイマン』。
近頃、人気の『ちんすこうショコラ』など戦後から近年に誕生したMade in okinawaのお菓子。
メジャーなお菓子会社が販売する地域限定お菓子(エリーゼの黒糖と紅イモ味・パイナップルハイチュウ・黒糖ハイソフト・ベビースターラーメンの沖縄味・ゴーヤーカールなど)は、
紅イモや黒糖、パイナップルといった特産物をアレンジしているのが特徴(ゴーヤーはやり過ぎ・・・かなっ?)で、沖縄チックなパッケージもなかなかイケている。
【エイサーの格好のカールおじさんや花笠をかぶったペコちゃんなど・・・】あくまで上記のお菓子類は観光客向けの『お土産』である。
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