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集団自決を<集団死>と言い換え?修正?し、南京虐殺を<南京事件>と歪曲し、従軍慰安婦を<慰安婦>と、軍の関与を認めない従軍を削除して夫々、言い換えている。修正している。歴史の真実を抹殺している、としか思えない。沖縄戦における 集団自決 は被害者の厳然たる事実の証言があり軍命(主たる責任ある統治機関・軍部からの公式の命令ではなくても確たる日本軍<一部の集団の小隊・個人>)があった。それによって尊い生命をおとした。それは厳然たる歴史の事実であり真実である。多数の被害関係者の証言を得ている。その事実を隠蔽し一部の元日本兵隊長の「沖縄集団自決冤罪訴状」によって係争中の裁判の審理を先取りして文化科学省は公の機関としてコメントしている。・・・戦後60年、全ての教科書に「集団自決」、「日本軍」による<集団自決>、あるいは<集団自決に追い込まれた>云々~は認めてきた。歴代の政府も公認してきた。ところが安倍晋三政権になって、俄かに戦後政治の総決算、<戦後レジーム>を掲げ、「押し付け憲法」と槍玉に挙げその改正と関連法「国民投票法案」を強力に推進する法制化を目指した。教育基本法改正案及び教育関連三法案も議決・・・その関連の一環として表題の事項が俄かに教科書検定の「検定意見」として付された。かねてより主張している安倍晋三首相の「自虐史観」に基づく信念と軌を一にしている。・・・ ●「自虐史観」・・・去る大戦の日本軍による暴走の結末が広島・長崎の原爆投下の悲劇を生んだ。そして沖縄戦の凄惨な結果を齎した。その一億日本国民の総反省・懺悔のもとに「平和憲法」を甘受し「教育基本法」を受け入れた。その体制化で、戦後60年、繁栄を齎し戦争の皆無に貢献してきた。その歴史の真実に基づく反省を「自虐史観」と捉える一部の復古ナショナリズムを是認していいのかどうか、正念場である。拡大解釈、誇張はあるとしても・・・ ●「南京虐殺」・・・当初は「南京大虐殺」といい中国側の推計で<43万人>の大虐殺があった、と誇張されていた。日本側の保守派、進歩派両派の渉猟した資料に基づく平均的推計では<4万人>前後が妥当との線で一致している。何れにせよ日本軍が中国兵や住民を<虐殺>したことには変わりはない。当時の南京の人口は約<20万人>前後と言われている。すると<43万人>が如何に不正な誇張された数字であるかが分かる。字句に拘るつもりはないが「虐殺」したことには変わりはないので「南京<事件>」と摩り替えるのは歴史の真実・事実を歪曲することになる。『南京<虐殺>』とすべきである。・・・ ●「集団自決」・・・<集団死>と言い換えるのは言語道断、沖縄県民を愚弄するのも程がある。歴史の背景を無視した無謀な言い換えである。戦前の皇国史観に基づく皇民化政策で骨の髄まで皇国臣民としての忠誠を誓った沖縄県民が皇国の為に一命を投げうって集団で自決に追い込まれる、叉は自決する、そういう健気な心情を理解することなく単なる集団による<集団死>と軽薄に受け止めさせるスタンスは研究者の名に値しない。資料渉猟に明け暮れ、歴史の真実を無視した解釈で事の本質を反故にする?・・・それには組しない。・・・今後の論議の俎上にのせて更なる論争を期待する。歴史の真実を闇に葬ってはいけないから。・・・ ●同じ内容でデザインを楽しみたいサイト ○http://blog.goo.ne.jp/okinawa67/ ○http://plaza.rakuten.co.jp/okinawanaha/ お気に入りの記事を「いいね!」で応援しよう
最終更新日
2007年03月31日 12時43分00秒
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