2158029 ランダム
 HOME | DIARY | PROFILE 【フォローする】 【ログイン】

行きかふ人も又

行きかふ人も又

【毎日開催】
15記事にいいね!で1ポイント
10秒滞在
いいね! --/--
おめでとうございます!
ミッションを達成しました。
※「ポイントを獲得する」ボタンを押すと広告が表示されます。
x

PR

Freepage List

Free Space

ゆるい分室はじめました
dekunotato.exblog.jp

Archives

2024.04
2024.03
2024.02
2024.01
2023.12
2023.11
2023.10
2023.09
2023.08
2023.07

Category

Calendar

Comments

森須もりん@ Re:【夜行列車(POCIAG)】 1959年 ポーランド映画(03/10) 小学生のときに、テレビでみました。 あれ…
ETCマンツーマン英会話@ 希望を生むもの はじめまして。先日初めて『アラバマ物語…

Favorite Blog

Kabu + Plus エースNo1さん
ある日どこかで リラ11さん
ベティ333のブログ ベティ333さん
でくの坊 雨にも … なんぜんたろうさん
My 映画 on TV 日記 タケ88フミさん
2006.04.08
XML
カテゴリ:フランス映画

  超モダンな邸宅に住む社長アルペル氏のひとり息子は、自分の家が大嫌い。下町のアパートに住むのんびり屋の伯父さんユロ氏がお気に入りだった。ある日アルペル夫妻は義兄に就職や結婚の世話をするが、どこでもハチャメチャになるばかり…。シュールで独創的なギャグを放つジャック・タチの代表作。



  ジャック・タチ作品、今回が初鑑賞でした。
ゆるいほのぼの系笑いで有名な方で、主人公ユロ氏が登場する伯父さんシリーズの中の一作です。

台詞が少なく優しくて、のんびりゆったりなコメディ、本当にシュールですね~
隅々までオシャレな映像と小道具の数々に、目を輝かせて観ていました。
ミッドセンチュリーと呼ばれる家具・雑貨がいっぱい。

MON ONCLE
「アルペル氏の超モダンな邸宅


魚の噴水には、笑いのツボをくすぐられっぱなしでした。
げらげら笑いではなく、にんまりしちゃう様な、ほのぼのゆったりした笑いが心地よいです。
音楽も、素朴な叔父のユロ氏を慕う少年も、そのまま自分の好みが映像になっていて、物語云々ではない楽しさ。とにかく映像を楽しむ―そんなタイプの作品でした。


MON ONCLE
「いたずらっこの少年たち」


欧州映画に登場する少年たちが、好きです。
澄んだ目で日常を見つめてるまなざしが。
撮る側の思い入れも強いようで、ヨーロッパ映画にはなくてはならない存在ですね。
男同士の関係に焦点を当てるのは、欧州人に感情移入しやすい設定だからなのでしょうか。


MON ONCLE


そして、一番気に入ったのがこちら。
ユロ氏の住むアパート。
窓や通路を通り抜けて、二階の部屋まで辿り着くまでのユロ氏の長い道のりが、ちゃんと見えるようになっています。

モダンな生活や合理的な便利さを、やんわり笑い飛ばしつつも風刺する、チャップリンの「モダン・タイムス」を思い出しました。
後半、少年がほとんど出てこず、かなりあっさりとした最後でありましたが楽しい映画です。
違うユロさんも観てみたいかも。


・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・


監督  ジャック・タチ
脚本  ジャック・タチ 、ジャック ラグランジェ 、ジャン ロッテ
撮影  ジャン・ブールゴワン
美術  アンリ・シュミット
音楽  アラン・ロマン 、フランク・バルセリーニ
出演  ジャック・タチ 、ジャン ピエール ゾラ 、アラン ベクール 、ドミニク マリ






お気に入りの記事を「いいね!」で応援しよう

Last updated  2007.08.29 23:10:01
コメント(10) | コメントを書く



© Rakuten Group, Inc.