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行きかふ人も又

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2008.05.23
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 こちらも10年以上前に出版された古い本。河合隼雄さんのおすすめでなかったら、ぜったいに読んでいなかった本。
書くのに苦労したという専門的な用語の出てくる場面はちんぷんかんぷんだけれど、エイズやアトピーに関する項目が、知りたかったことでもあってためになりました。
免疫論とはいえ、この本の根底にあるのは自己とはなにかという問い。
それは臨床心理学者であった河合さんにとっても、大切な問いかけで、答えはもちろん別の角度から出されているけれど、視点が変われば別の世界が見える。
免疫ってこういうのなんだと、素人でも肩が凝らず読めるように書かれた、嬉しい良書でした。

  Tcell.jpg


自己が自己を拒絶するとか、エイズは文化になるとか、エスカレートするアレルギーとか、怖ろしい内容がありました。
いまは仕事でどうしても接することのある、そういった病名も、まったく知らないよりはいいはずです。
自分自身もにもあるアレルギー体質に関しての項は、アレルギーそのものの理屈を知れて勉強になりました。
一番驚いたのは、やはりエイズのことでしょうか。
この病気が俄かに騒がれだした当時のことを知っているだけに、余計に気にかかります。
これから未来、過去に予測されていたとおりエイズは世界に蔓延して、平均寿命も10年は短くなるかもしれないといいます・・・。
1990年、ダウンタウンを歩く生殖年齢の男性100人を調べたら38人が陽性、5人に2人が感染者であったといいます。
それから20年経った今は、いったいどんなことになっているのだろう。
この本が出版されてから経過した年数を考えると、現実はさらに厳しい局面を迎えているのでしょうか。
その背景にある社会問題が、なにより一番先に解決しなければならない問題なのかもしれません。(いつも、言うのは簡単)
日本にいても、もう対岸の火事ではないそうです。









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Last updated  2008.05.24 00:09:45
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