2156357 ランダム
 HOME | DIARY | PROFILE 【フォローする】 【ログイン】

行きかふ人も又

行きかふ人も又

【毎日開催】
15記事にいいね!で1ポイント
10秒滞在
いいね! --/--
おめでとうございます!
ミッションを達成しました。
※「ポイントを獲得する」ボタンを押すと広告が表示されます。
x

PR

Freepage List

Free Space

ゆるい分室はじめました
dekunotato.exblog.jp

Archives

2024.04
2024.03
2024.02
2024.01
2023.12
2023.11
2023.10
2023.09
2023.08
2023.07

Category

Calendar

Comments

森須もりん@ Re:【夜行列車(POCIAG)】 1959年 ポーランド映画(03/10) 小学生のときに、テレビでみました。 あれ…
ETCマンツーマン英会話@ 希望を生むもの はじめまして。先日初めて『アラバマ物語…

Favorite Blog

Kabu + Plus エースNo1さん
ある日どこかで リラ11さん
ベティ333のブログ ベティ333さん
でくの坊 雨にも … なんぜんたろうさん
My 映画 on TV 日記 タケ88フミさん
2009.03.13
XML
カテゴリ:多国合作映画

 全然、愛おしくない(笑)
先日の『散歩する惑星』に続く、血色の悪い登場人物たちの、ちょっと不幸で、結構悲しい日常を見つめる物語。
おかしな隣人たちは寡黙でよかったけれど、なにか足りないと思うのは、単にストーリー性かもしれないし、体温かもしれないし。

監督の作りたいものは、なんとなくわかるけれど、これを観た観客が感じるところの倦怠感はどうしてくれよう(笑)
長い作品でもないのに、長くて辛くて、そんな中、たまぁにいいシーンは出てくるのだけど。
笑えないし痛々しくて、共感という二文字はなかなか見えてこない。

329968_01_04_02.jpg


アンダーソン監督作品は観念的すぎるといいますが、たとえ観念的であっても、それに同調できれば楽しめるのでしょう。
でも違うと苦痛。
ミシェル・ゴンドリーの映像を越えた――という触れ込みがなんだか空々しく聞こえてしまいます。ゴンドリーのほうがよっぽどイマジネーションに溢れているし、映像から感じるものがあるもの。

329968_01_03_02.jpg


不条理な世の中、それでも小さな希望にしがみついて暮らす人々に、鬱々、、
これをカタルシスと言えないのは、浄化も開放もされないから?
スクリーンとの間に半透明の仕切りが幾重にもあるような、奇妙な距離感。
温かい目線で描いたとしても、監督の観念を押し付けられるだけではつまらない。
どんな感情でもいいので感じたかったけれど、最後まで耐えて観たわりには、結局なにも残りませんでした。
絵(画面)のインパクトはすごくあるんだけど、、
CFを手がけてきた人らしい雰囲気作りというか、絵力なのでしょうね。

以上、まったくの私的な感想でした。
ラストで花嫁と花婿を乗せた列車ならぬマイホーム?が、走り去るシーンは良かったです。
『散歩する惑星』のほうが好きだったなぁ。
本作は悲しいかな、楽しめませんでした。





監督・脚本  ロイ・アンダーソン
製作  ペルニラ・サンドストレーム
音楽  ベニー・アンダーソン
出演  ジェシカ・ルンドベリ  エリック・ベックマン  エリザベート・ヘランダー

(カラー/94分/スウェーデン=独=仏=デンマーク=ノルウェー合作)







お気に入りの記事を「いいね!」で応援しよう

Last updated  2009.03.14 08:33:52
コメント(4) | コメントを書く



© Rakuten Group, Inc.