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◎ 信州スローライフ、山ぶどう栽培 ◎(山ぶどう園 Audrey Farm)

◎ 信州スローライフ、山ぶどう栽培 ◎(山ぶどう園 Audrey Farm)

ワイン用葡萄とヤマブドウ

ワイン用、干し葡萄用そして生食用に栽培されているのは、主にそのヴィティス・ヴィニフェラ種(Vitis Vinifera)と北アメリカ原産のヴィティス・ラブルスカ種(Vitis Labursca)(通称アメリカブドウ)の2種です。
ただし、ラブルスカ種のブドウは一般的にフォクシー・フレーヴァー(Foxy Flavor)と呼ばれる、概してヒトに好まれない香りをもつため、香りが凝縮されるワイン用にはほとんど使われていません。フォクシー・フレーバーとは何かについては、キツネの臭いだとか、キツネの好む臭いだとか、人名(フォックスさん)だとか、諸説あります。

ワインが造られているブドウは、ほとんどがヴィニフェラ種とラブルスカ種の2種類ですが、それとは異なる種類のブドウでもワインが造られています。
そのひとつは本州に自生する「ヤマブドウ」と呼ばれるヴィティス・コワネティー種(Vitis Coignetiae)です。本州で作られている《ヤマブドウ ワイン》は これです。
もうひとつは 北海道で見つかったヴィティス・アムレンシス種 (Vitis Amurensis) の亜系、和名「チョウセンヤマブドウ」と呼ばれているものとされています。
北海道のこのぶどうは栽培のできないこのアムレンシス種が枯渇したため、2002年を最後に、残念ながら生産が中止されてしまいました。
現在は マスカットハンブルグとの交配品種であるMHアムレンシス種を使ったワインがあります。
この様に 最近は自生のヤマブドウやエビズルと交配した 一般的に言われる ヤマブドウ系品種というのが 多くなっています。
有名なのは ヤマソービニオン(日本原生の山ブドウとカベルネ・ソービニヨン)他にも多くあります。
最大の特徴は ヤマブドウ系の色の濃さと成分の多さでしょう。でもネックは 酸味が強い事。
ワイン通は 否定する人が多いかも・・・




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