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裏スケルトン シースルーバック 映画使用 こだわりの機械式腕時計コレクション     

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2006.11.19
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高価な時計をお気に入りとして使っていると、どうしても気になってくるのが、汚れと傷です。

故障の修理やOHは自分でするのは難しいですが、時計の傷ぐらいならすぐに自分で治せます。
時計の傷取り研磨で、時計屋さんに出すと10000円近く掛かってしまいますし、信用の出来るところじゃないと安心できません。また、自分で自分の時計をメンテナンスしたい人にはお勧めです。



1.まず時計を分解する。といっても裏蓋を開けて内部を分解するわけではなくバネ棒外しで時計を本体とブレスレットに分けます。


↑バネ棒外しとはこんな工具です。

サイズやブランドによっては外れない(大きすぎたり小さすぎたりする)ので、買う前にお店に確認するか、数種類揃えたいところです。

次にベルトのピンを外せる工具(ブランドによっては精密ドライバーなどでも可)がある場合は一コマ単位まで分解しましょう。ネジやピンをなくさない様に注意してください。ブレスレットの裏に矢印が書いてあるのでその方向にピンを抜いて外してください。取り付けるときは矢印と逆の方向から入れます。

色々本格的に考えている方にはこんなセットもあります。




↑色々な工具が入っているので使って見たくなりますが、使うのは先程説明した「バネ棒外し」とブレスのピンを抜く道具くらいでしょうか。
キズミ(ルーペ)も仕上げ後の確認には良いですが、裸眼が良い人には特に必要はありません。

 時計オープナーなどは安易に裏蓋を開けてしまうと、機械式の時計などは元に戻らなくなったり、開けた時の衝撃で傷ついたり故障することもあるので、気をつけましょう。

2.取り外したベルト(コマやネジ・ピン等)を超音波洗浄機で洗います。


↑こんな感じのもの、道具の安い高いはほとんど関係ありません。

家にない人が多いと思うので、その場合は貴金属店のメガネ・貴金属洗浄機をかりましょう。メガネや貴金属を多く持っている人は買ってもいいと思います。

ブーンという音と共に洗浄を始めると、ブレスレットの間から汚れが出てきます。
洗浄が終わったらタオルで拭きましょう。コマやネジなどは小さいのでティッシュなどで拭くようにすると無くさないで済みます。
きつい汚れは取れないので、爪楊枝や綿棒で必死にとりましょう。

時計の本体は?と思われた人も多いと思いますが、機械式時計の防水性能はあまり良くなかったり、何年も使っている時計はケースと裏蓋の間のパッキンが弱っている場合があるので、本体は超音波洗浄には向きません。ケースの汚れは布や綿棒・爪楊枝などで地道にとりましょう。

3.コマまで分解していた人は元の状態に取り付けます。
  ピンは矢印とは逆の方向に入れます(取る時と逆ですね。)

4.これから本格的に時計を磨いていく作業に入ります。

良く時計の雑誌などに載っているアモールやヴェノールもそこそこ綺麗にはなるのですが、完璧に研磨というレベルにまでは仕上がらないので大抵は使いません。


↑アモール

↑ヴェノール



↑ルーターで研磨をしていくと格段に美しくなります。
ルーターを使う際は粉塵が出るので、マスクとメガネを忘れないようにしましょう。

http://silver.web.infoseek.co.jp/Filter.htm

本気で研磨したい人は上のURLにあるような研磨剤を使うと完璧です。
まぁ青棒などで十分ですが・・・。

研磨を行う際、まず、大きい傷を削って行きます。
上記のルーターの場合だとバフ(先端につける工具)は固くてとがっているのを取り付けてルーターを回転させながら研磨剤を付けていきます。
そして傷に対して斜めに・強めに当てて削っていきます。

ぶつけて凹んでしまった傷の場合は金属がぶつけた部分だけ金属は固くなってしまうので、完璧にするのは難しく、無理かなと思った場合はある程度で削るのをやめましょう。

次はやわらかいバフに研磨剤を付けて磨いていきます。

そうすると時計屋さん並に綺麗になります(本当に感動的です)。

※ルーターを使用する場合、アモールやヴェノールは付けて回転させると飛び散ってしまいますので使いません。アモール・ヴェノールを使う場合は布などにつけて時計を拭きましょう。

※バフが汚れてしまった場合、中性洗剤などで洗って乾かせば再度使うことができます。乾かすと少し固くなりますが、若干固いほうが研磨しやすいので、洗って何度も使いましょう。 一回使う毎に捨てるのはもったいないです。

5.ベルトを研磨してルーターの使い方に慣れてきたところで本体を磨きます。
本体を磨く際、機械式時計だと振動で・・・故障?という場合もありそうな気がするので、気になる人は軽めにしましょう。
と言いつつ個人的にはかなりガンガンやってますけど、今まで特に問題が起きた事はありません。

本体を研磨をする場合、特にベゼル回りを磨く際にはガラス面にコーティングがされている場合はセロファンテープかシール等を貼ってガラスの表面を削らないようにしましょう。セロテープは薄いので2重にします。

時計を使っていてコーティングが中途半端にはがれている場合で全部はがしてしまいたい時は他の部分と同じようにガラスを磨いて行くとガラス面のコーティングを剥がす事も可能です。
ほとんどないと思いますが、使っている研磨剤によってはガラスに傷がつく可能性もあるので、心配な時は窓ガラスを少し磨いてみたり、安い時計などを磨いて確認しましょう。

・ポリッシュ加工の時計の場合はこれにて完了。

・サテン加工(ヘアライン加工)の場合はバフの先端がたわしのようになっているものがホームセンターなどで売っているので探してみましょう。
ただ、サテンの場合は最初のサテン加工と目が違う為、光の当たり具合で見た目に差が出来てしまうので、その部分を気にしない、もしくは全体をサテン仕上げするぞ(傷のない部分は軽く)、と言う意気込みでやったほうがいいかと思います。

・サテンとポリッシュのコンビ加工の場合はセロテープ等を貼って他のコマ・他の加工の所を保護しましょう。

 上記の方法は私がいつもしている方法で不具合が起きたことは今までないですが、
他の良い方法があれば教えてください。
 また、上記の方法で不具合が出た場合に保障をする事は出来ませんので、あらかじめご了承ください。

 最後に、ピカピカになるのが嬉しくて、少しでも傷が付くと研磨してしまいたくなるのですが、その気持ちを少し抑えて半年・一年に一回くらいに抑えましょう。
 削りすぎてコマが丸くなりすぎたり、ブレスがスカスカになったりしたら、格好悪いですから。

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Last updated  2007.07.18 00:20:25



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