今であれば、
23歳で結婚した。長男長女の結婚は必然的に子宝の来たが周囲からかかるもの。親戚や知り合いに会うたびに「そろそろ子どもは、、」と聞かれた。聞く方は会って挨拶代わりに聞いてくるのだが、聞かれる方としては、会う人全員に言われることになる。結果的に、結婚して10年、子どもが誕生しないまま結婚を終えた。元妻は不妊治療を行い、私も協力していた。その最中に「まだ子どもができないの」と何の気なしに聞かれる質問がやたらと耳障りだったのを記憶している。全く妊娠がなかったのではない。確か、、結婚して1、2年目。流産の記憶もある。そんな記憶から、、、目の前で生活する生徒達、1、2年生は15歳16歳、17歳の年齢。そうか、あの頃の子どもならあれから17年。この子達があの世代なんだ。我が子がいるとしたら、この年齢で、この年齢の子どもの親なんだ。そんなことをふと思った。大事にしなければ。そして、強くしなければ。そんな思いと個人的な思いが頭を巡った。