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2007.10.10
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カテゴリ:
こころ…☆

素直なの…☆









みっちゃんの心の中はユーリーからもらったことばでいっぱいでした。

















そこに、ユーリーと出会ったときのような


「みっちゃん!」


と呼ぶ声がまたもやきこえてきました。








でも今度はだんだん声が近づいてきます。















そして、みっちゃんの目の前にあらわれたのは


みっちゃんのパパでした。








「みっちゃん、さがしたよ~☆

寒くなかったかい?大丈夫?」



「パパ…」

「ごめんな。おいてって。一人でさびしくなかったかい?

 でも、みっちゃん、とってもと~っても嬉しいおしらせがあるんだ!」




「???うれしいおしらせ???」






パパは今までにみっちゃんが見たことのないぐらいの嬉しそうな笑顔です。


なのに、ちょっと目がうるんでいます。


「たった、たった今ね、みっちゃんの妹が


みっちゃんに会いにきてくれたんだよ!」










そうなんです。










朝、ママとパパがいなかったのは

病院にいっていたからだったんです。

そして、みっちゃんの可愛い妹が…





☆☆☆生まれたのです☆☆☆










でもみっちゃんはあまりのいろんなできごとに

何がおきたのかを理解するのに時間がかかりました。




ポーっとするみっちゃんに、

「みっちゃんも病院にいるママと妹に会いに行こっか!」

と、みっちゃんは、パパにだきあげられました。













大きな体につつまれてしあわせでした。





みっちゃんは目をとじてパパのあたたかさを感じながら

「パパ…あったかいね。

パパ…みっちゃんのこと好き?」

ときいてみました。






パパは少しおどろきましたが

「パパはみっちゃんのこと大好きだよ。

 みっちゃんが大事。

 …愛してるよ。」

とてれくさそうにいってくれました。








みっちゃんはパパを強くだきしめて

「パパ大好き☆」

といいました。




そして、そのことばにつづけて

「だからね、もうだっこはいいの。

 あのね、みっちゃんひとりで歩ける☆

 パパとお手てつないで歩くの☆

 だっこはみっちゃんの妹にしてあげてほしいの。ね?」








「そっかぁ。みっちゃんは、もう

 おねえさんだもんね。

 …大きくなったなぁ。」





そしてパパはみっちゃんをふわっと地面におろしました。















二人はならんでかけだしました。


「早くママと妹にあいたいな☆」
















病院について、ママとあったら、

みっちゃんの最初のことばは、もうきめていました。

それは…



















「ママだい好き☆」












その様子をユーリーはいつまでも


やさしくみまもっていました。





☆おしまい☆









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Last updated  2007.10.11 10:03:16


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奥山留美 ☆ ワンネス

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