何かを獲得するより捨てること
人は何かを得られないと「悲しい」「苦しい」と考えます。逆に言えば、何か欲しいものを獲得しさえすれば、自分は幸せになれると信じているということです。しかし、釈尊は全く別の道を示しました。心から執着を捨て入定することで最高の幸せを獲得できると説きました。自分の心を外の何かを獲得することでコントロ-ルしようとするのではなく、呼吸を調え、自分の心の波長を凪ぎにすることで本当の幸せが得られると説きました。心が静寂に包まれれば、物質的欲望は減りますし、心が綺麗になればなるほどシンクロニシティに恵まれるようになり、生きる困難さ(物質的困難さ)が減っていきます。物質を求めるより、心の平安を求めた方が人は幸せになれると釈迦は説いたのです。