|
テーマ:最近観た映画。(38861)
カテゴリ:映画の話。
なんかうっかりネタバレしてしまいそうな程ダm
あのねえ、面白くないというわけではないんだけど、良い作品と言うにはほど遠い。 B.Luhmannの作品ってそういう傾向あるよな。前評判とか一部の人には妙に受けがいいんだけど、実際観てみたら「・・・それで?」レベル。ex)ムーランルーj HughとNicoleの恋愛ものでないのは確か。まったくないわけじゃないが、それが主体ではない。 最初の文章に「Stolen Generation(盗まれた世代)」について言及があるんだが、その割には実際SGの話も主体にはなってなくて、エピソードとしてちょこっと取り入れたというくらい。 そのくせスタッフロール直前の文章にも「2008年、オーストラリアの首相はSGに対して謝罪した」とか書いてあるし。 だったら主体にしろよな。つか毛敏、変なところで歴史に名を残したなw そもそもこの時代(1937年頃)、今なお残るアボリジナル差別問題がもっとずっと酷かったはずなのに、全然そういうシーンないし。 一カ所だけ「アボリジナルはパブに入れない」というのはあったが、それだけ。他は日常的に差別されているような描写が全然なく、ものすごい違和感。 終盤にアボリジナルのじいちゃん(KAKKEEEE)が"ある白人"に向かって「あれはお前の子だ。そしてわたしの孫だ」と言ったのだが、この時代白人男性によるアボリジナル女性へのゴーカンが日常茶飯事だったことを暗示しているんだろうが、一瞬わたしも解釈に迷ったんだよな。 だってこのじいちゃん精霊みたいなんだもん。遠くから孫見守っててさ。 だから、血の繋がった子供という意味ではなく「人の子」だという意味なのかなと一瞬思った。 まあどっちにしても、血の繋がった子という伏線は全然なかったんだが。・・・わたしが見落としたのか? で、そんなような描き方されてるから、終盤の日本軍襲撃も「結局日本を悪く描きたかっただけなのか?」といらぬ詮索を招く。 大体、これだけ主体軸が揺れてると、そもそもこの時代じゃなくて開拓時代(もしくはその終盤のゴールドラッシュ)でもよかったわけなんだが。 というか、わたし公開1ヶ月前まで開拓時代の話だと思ってたのよね。 あと前半と後半のノリがちぐはぐ。 前半はNicoleも相当ボケ役で、ギャグっぽいところは多かったけど。カンガルーとかね・・・。 まあこれはLuhmannが好きなパターンだが。 あのね、Wenham氏は悪役でしたよ。 前半だけだったら涙出るくらいしょーもない悪役だったが、後半昇格して真の人でなしになったな。 あのヒゲ似合わんからやめてください。 「Pride's no power(プライドなんか役に立たない)」は名言だな。 あとHughは超セクシー。ああいう男臭い人が大好きだ。 でもびしっと着飾ったシーンは「お前落選したJames Bondか」と。 今回のナンバーワンシーン。 NicoleがWenham氏の顔面を、乗馬用のムチで思いっきりひっぱたいたシーン。 でもそのときできたキズがあっという間に治っていた件。 あと彼のアップが無駄に多いんだが、今回の役では人気は出ないのがなんとも可哀想な。 以前から目を付けていた人には評価がまた一段と上がるだろうけども。 前半はよかったんだけどなあ。勢いだけで観られたし。 後半は色々gdgdでダメだ。 それとトレーラー(豪州版)であったシーンが半分くらい使われていない件。 ゴーカン、漢字で書いたら、入力拒否られた。なんで自分で書いたのがダメなんだよー。真面目なエントリなのにー。 これじゃ論文的ブログなんかできないじゃんーーー。 →コメントはコチラへ お気に入りの記事を「いいね!」で応援しよう
Last updated
Dec 9, 2008 09:54:19 PM
[映画の話。] カテゴリの最新記事
|