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2006年07月30日
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和



これから展開する話は、天皇は中央アジアからやって来たとする私のファンタジーである。




 NHK高校講座「世界史」でソグド人をテーマにした番組をやっていたが、まずはその内容紹介から。《NHK高校講座「世界史」#07国際商業民族ソグド人(夜盗虫の朝寝坊 2005年10月02日)》にもまとめられているがこちらはもっと詳しく。


 ソグド人は7~8世紀頃に中央アジアで活躍したイラン系の商業民族とされる。栗弋国(りつよくこく)や粟特人という名称で登場する。商胡とも呼ばれる。胡とは中国西域の人。ちなみに胡酒はブドウ酒のこと。ブドウは黒海周辺が原産地・発祥地らしいが。

 ゆりかご縛りという儀式がある。映像では、ゆりかごに寝かされた五カ月の赤ん坊に対して、母が蜂蜜を口に含ませ、父がコインを握らせていた。それは、将来子どもが豊かに暮らせるようになることを願って代々ソグド人に伝わってきたしきたりだと言われている。

 漢籍には、「以石蜜中口中 明膠置掌内……口常甘言 掌持銭如膠之黏物」という記録があるそうだ。蜜を口に含ませるのは、(商売をするに当たって)甘言を好むように、掌に膠を塗るのは、銭が掌に粘りつくごとくに銭を持てるように、というわけである。

 また、彼らは日干しレンガの家に住み、城壁に囲まれた小さな場所にひしめきあって生活していたという。

 しかし彼らは商人であるから世界各地に旅に出たり、旅先に定住して町をつくることもあった。中国の高昌国(トルファン)や敦煌がソグド人の本拠地であったという。彼ら定住のソグド人には行商のソグド人を助けるネットワークがあったという。定住したソグド人は出身地から中国風の名前を名乗った。たとえばサマルカンド(康国)出身者は康さん、ブハラ(安国)出身者は安さん、タシケント(石国)出身者は石さんと名乗った。

 そのほか何(クシャーニヤ)、曹(カブーダン)、米(マーイムルグ)、史(キッシュ)なども知られている。→《ソグド人のコイン

 安史の乱で有名な安禄山はソグド人出身であったという。ということはブハラ出身者?と思ったが、実際は本姓が康でサマルカンド出身である。→《安禄山(ウィキペディア)》
安禄山(あんろくざん、男性、705年 - 757年)は唐代の中国の軍人。本姓は康で、康国(サマルカンド)出身のソグド人と突厥系の混血。「禄山」はソグド語の「ロクシャン(明るい・光の意味)」の音訳。唐の玄宗に対し安史の乱を起こし、皇帝を名乗ったが、最後は息子に殺された。


 彼らソグド人はやがて世界史から姿を消すが、それは民族が滅ぼされたというよりは中央アジアの新たな政治勢力に溶け込んで見えなくなったということらしい。まあ、安史の乱のあとの中国でもイスラムに支配された中央アジアでもソグド人の弾圧・虐殺はあったみたいだが。→《ソグド人のコイン



 さあて、以上の話を聞くと、どうもソグド人はじつはユダヤの商人なのではあるまいかと思ってしまう。(^^ゞ サマルカンドあたりはソグド人が多く住んでいたと思われるが、その南にKitob(N39°E67°あたり)という地名がある。これは『旧約聖書』天地創造で、神はさまざまなものを創造した後に「それを良しとした」(ヘブライ語で「キー・トヴ」)と繰り返されているのを連想させる。ソグド人の周囲にはそこはかとなくユダヤっぽさが漂っているのである。

 イスラエルの失われた十部族はイラクの東側に強制移住させられたようだし、そうなるとやがてイランの一民族だと見なされる結果にもなる。なにしろ神武東征とほぼ時代が重なる紀元前6世紀くらいの話なのだ。私の勝手な想像なのだが、ひょっとして・・・。

 「ソグド」の名前が歴史に登場するのは、アケメネス朝ペルシャのダレイオス大王(在位紀元前522~486)の碑文に、ペルシャの州のひとつとして、「Sug(u)da」とあるのが最初である。また、ソグド文字は、西方のアラム文字をもとに発展した文字だが、これなども紀元前後はユダヤ人もアラム語を使っていたから、ユダヤ人との商業的な交流などもけっこうあったのではなかろうかと思ってしまう。


 猿田彦はソグド人だったのか。天孫降臨があったと仮定されるアム川中流~上流あたりに出没して、このあたりの地理に詳しかったなら、イラン系であるソグド人の可能性は十分にあるだろう。

 だが、猿田彦は平和的だったのだろうか、それとも勇猛果敢だったのだろうか? 《前々回》には、フェルガナ盆地のサルト人や遊牧民族サルマタイとの関連を想定した。後者は勇猛果敢な民族と言えるだろう。そして、これが猿女君の氏族と関連しているのならば、猿田彦と天宇受売の間の子孫は勇猛果敢になり、猿田彦とその他の女との間に生まれた子孫(がいたとすれば、それ)は温和な氏族だったかもしれない。猿田彦と同じ民族の末裔がソグド人の先祖になったと考えることもできよう。だが、私は猿田彦=ソグド人説を強く主張する証拠はまったく持っていない。



 次回からは、少し古代ユダヤ人に目を向けてみたい。



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最終更新日  2006年08月31日 21時43分43秒
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