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2006年11月06日
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和



これから展開する話は、天皇は中央アジアからやって来たとする私のファンタジーである。



 これまでの回では、天皇家は古代イスラエル民族のうちユダ族やガド族の出身であるという説を紹介してきたが、今回は、天皇家が古代イスラエル民族のうちエフライム族の出身であるという説を紹介する。話のネタとしては、ノーマン・マクレオド&久保有政『[超図解] 日本固有文明の謎はユダヤで解ける』(徳間書店)を主に参照している。( )の頁数は上掲書の該当個所を指す。

 『旧約聖書』によれば、ヤコブ(別名イスラエル)にはユダやガドなど12人の男子がいた。そのうちレビの子孫は神に奉仕するために相続地を与えられなかったが、その代わりにヨセフの子であるマナセとエフライムがそれぞれに相続地を与えられたので、一般にイスラエル12部族と言われている。

 ヨセフは兄たちに迫害され、エジプトに売られてしまうが、そこで出世してエジプトの宰相にまでなる。そして、ヨセフはエジプトのオンの祭司ポティ・フェラの娘アセナテを妻とし(創世記41:45)、マナセとエフライムが生まれる。オンはエジプトの太陽神崇拝の中心地である。オンは、ギリシャ名でヘリオポリスであり、それは「太陽の都市」の意味である(296頁)。

 仮にヤコブの12人の子が白人だったとしても、エジプト人が黒人であるから、ヨセフの子孫に関しては混血によって見かけが黄色人種に近くなる。そして、なによりも太陽信仰を受け継いでいる可能性がある。それに、エフライム族から北イスラエル王国の王族が出ている。

 南ユダの王ヨシヤ(治世は紀元前639~608年)は、異教的風習を排除して純粋なヤハウェ崇拝を行なおうとした宗教改革者でもある。彼は「ユダの王たちが太陽に献納した馬を……主の宮の入り口から取り除き、太陽の車を火で焼いた」(列王記下23:11)とあるから、それまでのイスラエルでは、歴代の王が太陽に馬を捧げるという異教的風習が行なわれていたことがわかる。(141~142頁)

 南ユダ王国でさえも太陽神崇拝が行なわれていたのだから、血縁的にもエジプトの祭司に近い北イスラエル王国のエフライム族は、さらに強く太陽神を崇拝していただろう。現実問題として古代イスラエル人はつねに異教的風習を受け容れがちだったのであり、彼らが最初から最後までヤハウェだけを崇拝していたなどということはあり得ないのである。


 久保有政は、邇々藝命 に に ぎのみことから天皇家に至る神話が、古代イスラエル民族のヤコブから(エフライム族の)ヨシュアへの系図にそっくりだという。すなわち、以下のような類似が認められる。ヤコブが二人の妻ラケルとレアを娶ったのに対して、邇々藝命はコノハナサクヤヒメとイワナガヒメを娶るように求められている。ヤコブの子ヨセフは兄からいじめを受けてエジプトに下るが凶作によってエジプトに移住した兄たちを赦しているのに対して、邇々藝命の子である山幸彦は海幸彦から責められて海紙の国はゆく。そして玉の力によって兄の子を凶作にして兄を悩ませるが、のちに兄を赦す。ヨセフはエジプト人の妻との間にエフライムをもうけるが、山幸彦は海神の娘との間にウガヤフキアエズをもうける。エフライムは四人の子をもうけるがそのうち二人は早逝するのに対して、ウガヤフキアエズもまた神武天皇など四人の子をもうけるが二人は常世の国や海原へ行ってしまう。系図の対照は以上であるが、そのほかに、ニニギは日本の古語で「実り多い」という意味であるのに太子で、エフライムもヘブライ語では「実り多い」(創世記41:52)の意味である。(146-148頁) 私としては、最後の「実り多い」が同一の意味だという点以外は大いに疑問に思う。

 ユダヤ人研究家ヨセフ・アイデルバーグによると、神武天皇の名前である神倭伊波礼比古命 カムヤマトイ ワ レ ビ コ ノミコト(神武天皇)もまたヘブライ語で解釈できるという。その訛りを考慮に入れると、もともとは「カム・ヤマトゥ・イヴリ・ベコ・シュメロン・マクト(サマリア王、ヤハウェのヘブル民族の高尚な創設者)」と発音され、その意味は「サマリア王、ヤハウェのヘブル民族の高尚な創設者」であるという。また、ジェフ・メルニックというユダヤ人は、上記のヘブライ語を ヤマトの創始者はヘブル人であり、その王国サマリアから渡来した と一字だけ変更して「ヤマトの創始者はヘブル人であり、その王国サマリアから渡来した」と解釈する。(150~151頁)

 ヘブライ語と日本語ではだいぶ発音が違うように思われるかもしれないが、上記の子音(と半母音)のみのヘブライ語をアルファベット表記すると“QMW YMTW‘VRY BKWR SWMRWN MLKWTW”(後者ではBQWR)となり、これに日本語に近い母音を付け加えて“qamwu yamatwo‘ivarye bikwor swumerawn milkwotwo”と読めば、かなり近くなってくるのではないかとも思う。ここまでくれば、神武天皇は古代イスラエル人のエフライム族であったという説に信憑性が増してくる。

 ただ、ヘブライ語による解釈については人により多少の違いは出てくる。たとえばこんなサイトもある。

日本とユダヤのハーモニー 第12章 神武天皇こそ大和を平定したイスラエルの偉大なリーダー!(成田シティージャーナル)》
ヘブライ語で「KUM」、「カム」という言葉は、群れを大量に集めるという意味を持っているのです。するとカム・ヤマトがごく普通に「神の民を大勢集める」という分かりやすい意味になります。
 そしてヘブライ系ユダヤ人のことをアラム語では「IWARAA」、「イワラ」と呼び、ヘブライ語では「YEHUDI」、「イフディ」、「イワデ」と呼ぶため、類似した発音を持つ「イワレ」の語源も同様に「ヘブライ」である可能性が高いと考えられます。またヘブライ語の「BEKOR」、「ビコ」という言葉は最初に生まれた子供、初子という意味を持っています。この2つの言葉を組み合わせると、「イワレビコ」、すなわち「ヘブライ民族から誕生した初子」という意味になり、国の創設者にふさわしい意味となります。


 神武天皇は長子ではないのでビコを初子と解釈するのは少し無理があるように思われる。

 ヘブライ語のqamで考えるなら、これは「立つ、立ち上がる、起きる;目覚める、活動を開始する;襲いかかる」の意味があるので、カムヤマトは「神の民の活動開始」ということで、神武天皇にふさわしい名前であろう。



 天皇家はエフライム族であるという説は、だいたい以上のような論拠をもとにして主張されている。もちろん、天皇家にユダヤ文化が採り入れられただけであって男系血統としてはユダヤ民族ではないという考え方も十分に成立する。というか、そのほうが普通まともな考え方だ。(笑)




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最終更新日  2006年12月02日 06時34分03秒
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