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カテゴリ:その他の日本文化
辞書に対して萌えるようになったらビョーキです。(笑) そうではなくて、新版の広辞苑の項目には「萌え」がないという話です。
「萌え」は確かに一般化していない言葉だとは思うが、私としてはこれは平安貴族の恋愛心理にも一脈通ずる現象だと思うので、一時的な流行という面はあるもののそう簡単には消滅しないだろうと想像する。萌えキャラの商品は海外の若者にも受け容れられているのだから、日本で「萌え」の流行が下火になっても、アニメ等の用語として存続するはずであり、消滅するとはとても思われない。 また、「できちゃった婚」なら文字を見ただけで意味内容がだいたい想像できるが、「萌え」は、辞書を見ないと正確な意味が把握しづらいという点でも、掲載を見送ってはならない項目だったと思う。私も萌えの定義は知らない。というか、これを短い文章で的確に表現できるのだろうか?(^^; 萌えの心理ではなくて萌えキャラの特徴描写でさえも、表現しづらいだろう。わび・さびの意味と同じように、じつに伝えにくい。 「イナバウアー」が見送られるのは当然だろう。5年後くらいには、これを使う人はほとんどいなくなっているだろうし、使わなかったとしても何らコミュニケーションに支障は生じない。だが、「萌え」は5年後くらいにも絶対に使っているだろうと思うし、意味を知らないとうまくコミュニケーションがとれないのではなかろうか。「イナバウアー」は荒川静香という個人が支えている言葉であるのに対して、「萌え」は不特定多数の若者の心理が支えている言葉だから、結構生き残るはずである。 「きよぶた」は省略語なので単に定着するかどうかの問題だが、そう簡単に“清水の舞台から飛び降りる”決心を迫られるような事態に接することはないだろうし、使われれば使われるほど軽薄な言葉になっていくのだから、これは一時的流行として消滅していく言葉だろう。 「家電」はどうなのだろう。これはそもそも家庭内の固定電話が十年後にも存在しているかどうかという問題とも関連してくる。ひょっとしたら電話はすべてテレビで操作する時代になるのかもしれない。その場合にもテレビ電話番号のような存在するのだろうから、「家電」に相当するものは残るだろうが、意味は微妙に違ってくる。 「イケてる」は若者の流行用語なのかどうか知らないが、オジサンσ(・_・)としては、これを使うのは恥ずかしい。記憶が定かではないのだが、団塊の世代あたりが得意になって使っていたような気がするからである。私にとっては「イケてる」という言葉は、時代の表面的価値に踊らされる軽薄な人間の評価基準というイメージがあるのだ。そんなわけで、「イケてる」はかなり広い世代に使われている(使われていた)言葉だろうと思われるので、これを新語として採用する辞書はけっこう「イケてる」と思う。うわ~~~~~っ、気持ちわる~~~っ!!(笑) 人気blogランキング ↑この記事が面白かった方、またはこのブログを応援してくれる方は、是非こちらをクリックしてください。 「p(^o^) 和の空間」の Window Shopping |
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