ブログ散策：天皇制の危機(87)

2008年02月08日

テーマ：政治について(19781)

カテゴリ：天皇制の危機

〔ブログ散策〕　今回のテーマは、天皇制の危機(87)

　皇位継承関連のブログ記事を検索して読んでいる暇がなかったので、ちょっと古い記事になっています。この天皇制シリーズの他の記事を参照したい場合は、《目次　ブログ散策：天皇制の危機》からどうぞ。

メルマガ：斎藤吉久の「誤解だらけの天皇・皇室」
↑必ずしも皇位継承を問題を扱っているわけではないが、皇室祭祀の側面など伝統的な日本の皇室の姿を解説してくれるので、男系維持派にとっては非常に参考になる。

一考（徒然なるままに　2007年12月4日）
↑皇太子殿下への苦言。ブログ記者曰く：昨日のニュースを読み、《最後に皇太子さまは関係者１人１人に声を掛け、職員が子供たちに「愛子さまのお父さんですよ」と説明しているのを聞くや、「愛ちゃんパパです」と笑顔で自己紹介された。》　東宮は何かを履き違えていると思いました。自分がマイホームパパであることを強調するのは国民としては許されると思いますが、次期天皇という公人の身分では見せてはいけない一面だと思います。皇族に公私混同はあってはならず、そういったことを考えると皇位継承者として不適任だということを露呈させてしまっているようにも思えるのですが…。

悠仁さま、愛子さま「体制遜色ない」の本末転倒（すがすが日記　2007年12月13日）
↑ブログ記者曰く：宮内庁によると、悠仁さまの養育体制は愛子さまに比べ、遜色ないという。……しかし、皇位継承順位3位の悠仁さまを皇位継承権のない愛子さまと比べ、遜色ないというのは、表現がそもそも本末転倒だろう。……悠仁さまだけでなく、それこそ皇室典範を改正して秋篠宮家全体に対するバックアップ体制を至急整備強化する必要があるのではないか。きわめて現実的な話だが、長い目でみれば、天皇家の本流は秋篠宮家なのだから。

憲法考第四回　第１章　天皇（その２）（魂魄の狐神　2007年12月13日）
↑ブログ記者曰く：私自身は、天皇家の存在自体が近代民主主義国家の理念には受け入れ無いものであるが、我ら日本民族は我々の祖先が悠久の昔より守ってきた日本民族の精神的縁としての天皇制を守っていく義務があると考えている。日本は天皇の存在とともに発祥した國であり、もし未来に、この国家がなくなることがあったとしも、それまで皇國とし存在すべきであるのだ。

天皇は日本の歴史そのもの（忘れないようにメモメモ（日本の歴史、近代史）　2007年12月16日）
↑「宮は、不要ではないかと疑問に思います。昭和に比べ現在、宮家が、減りましたが、今もなお、無駄に多いと感じます。税金の無駄です。そろそろ国民は養い疲れた感じではないでしょうか？」と、天皇についてろくに調べもせずに言う人々に対して、このブログ記者は、「とりあえず全然疲れてないです。せめて今の倍にしてほしいです。他に無駄なところはいくらでもありますから。臣籍降下した十一宮家も復活していただきたいです。」との意見。またこの記事には、中西輝政（京都大学教授）インタビュー「万系一世は神の末裔すえ」(『日本の息吹』平成十八年二月号）の全文引用も。

宮内庁ＨＰに反論ページが（ふぶきの部屋　2007年12月28日）
↑女性週刊誌の異常な偏向ぶりが振り返られている。

いい加減な高橋紘と所功（本当は怖い日本国憲法の話　2008年01月11日）
↑ブログ記者曰く：女性女系天皇容認派には学者の所功は、明治の帝国憲法と皇室典範の基本的性格が国体国柄皇室伝統を重視する成文慣習法であることを伏せて、明治憲法、明治典範は時代の要請によって制定されたものであると強調する。憲法義解や皇室典範義解を読んだことのない一般国民は、いずれも明治という時代に合わせて制定されたと錯覚するであろう。それに乗じて「歴史は現実を踏まえて変わっていくものだという本質を、見失わないことが大事だと思います」と述べて女性女系天皇を容認する所は、虚報の詐術（所謂スルー、故意に重要な情報を伏せて、情報の受け手の思考を都合よく操作するマインドコントロール）の愛用する卑怯者である。

天皇の自由恋愛を認めましょう（共生党公式ブログ　2008年01月14日）
↑なんだか胡散臭いフェミニストのブログかなあと思って流し読みしていたら、結論が「側室を認めるべきと考えます」だった。(^^ゞ

皇室典範改正問題（科学の部屋　2008年01月24日）
↑ブログ記者曰く：女帝否定論者の主張は、(1)女性天皇を認めることによって、女系天皇、すなわち母方のみが皇族に属する天皇が出てくる恐れがある。(2)八人の過去の女帝は皆、男系女子で。独身か未亡人で、男系男子継承者成人までの｢中継ぎ役｣である。(3)フェミニズムや｢市民社会の原理｣の｢機会均等｣は｢天皇制｣には適用されない。特別法の皇室典範における世襲という言葉には男系継承という含意である。
というもので決して極右者の｢伝統｣で押し切るような理不尽な主張ではありません。むしろこれらの議論を理解できていない国民の方がよっぽど問題で、日本テレビの調査では女性天皇と女系天皇の違いを理解できているのは、説明を加えているにも関わらず４０パーセントで、女帝否定論者の意見を完全に理解できていないという実状を表しています。本来は｢女性天皇｣と｢女系天皇｣は二元論的に議論されるべきであるべきです。