GWから、たくさんDVD観賞をしていますが
特に印象に残った作品を3作の感想を。
イン・アメリカ 三つの小さな願いごと
想像以上に、つぼにはまって泣いてしまいました。
子役の姉妹とジャイモン・フンスーがいいですね。
感情をかみ殺して、幸せを装っている
神経質な母親役のサマンサ・モートンもいい!
それぞれの立場が深刻(移民・失業・病気・家族を失った喪失感)
ですが、ちょっとファンタジーっぽかったり
なんだかほっとさせられたり。
この作品をみていると信仰心みたいなものを
強く感じさせられました。
ただ・・脚本として突っ込みたいのは
経済状態がひっ迫しているのに
3人目の妊娠は安易かな。
自分の命と引き換えにしても、赤ちゃんを生みたい気持ちもわかるけど
すでに弟をなくして傷ついた姉妹はどうなるの??
と、思ってしまいました。
長女の台詞「私が家族を守ってきたのよ。子供扱いしないで」などなど
じ~んとくる台詞がたくさんありました。
四季の移り変わりも感じられます。
特にハロウィーンのシーンが可愛いです。
コーラス
子供達の美しい歌声に癒されてしまいました。
良くありがちな?(想像できる)展開ではありますが
何とも穏やかで前向きな気持ちになれました。
情熱を持って何かに打ち込む姿は、見ていて心地よいですね。
冒頭、熟年の指揮者のシーンから始まるのですが
その役者さんは『ニュー・シネマ・パラダイス』のトト少年の
大人になった時に演じた方、ジャック・ペラン。
回想で始まる展開も、『ニュー・・・』とかぶりました。
精神病棟から来た男の子が、最後にあまり
絡んでこなかったのは残念です。
シンプルで感情移入しやすい作品なので
親に勧めてみようかな。
ミスティック・リバー
ショーン・ペンが賞を取ったにもかかわらず、
賛否両論あった作品ですが、
薦められたので、今頃ですが観てみました。
重く切ない話ですが、主役級3人の演技が素晴らしいですね。
ショーンは力の入ったやくざな役が似合うし、
ケヴィン・ベーコンの押さえた渋い演技も好き。
ティム・ロビンスの怯えた自然な演技も捨てがたい。
こんな役者が集められるのも、
クリント・イースドウッド監督の力量なのかな。
やるね~ダーティー・ハリー(ふるっ)
このようなラストがゆえ、好みが分かれそうですが
私はケビンのラストの展開で少し救われた気になりました。