オレンジコスモス
スフィンゴ糖脂質は,親水基として糖鎖,疎水基としてセラミドを持つ両親媒性の機能性複合糖質である。
スフィンゴ糖脂質は、細胞膜外層においてコレステロールやGPI型糖タンパク質,Srcなどのリン酸化酵素とミクロドメインを形成し,細胞内・細胞間の情報伝達,接着,増殖,分化等を制御していると考えられている。シアル酸を分子内に持つスフィンゴ糖脂質:ガングリオシドは,脳・神経系に比較的豊富に含まれていてシナプス形成や神経突起の伸展に重要な役割を果たしていることが示唆されている。