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テーマ:塾の先生のページ(7615)
カテゴリ:お勉強
「せんせ、懇談したあと、 疑問が湧いてきたんです。 どうしたらいいか教えてもらいますか? 勉強していると、1回目で間違えたときに なんか、すごく落ち込むというか ムカムカと腹が立つんです。 これ、どうしたらいいですか? 」 ちょっと前に、そう相談されました。 「人間は、見たいものだけを見るからだよ。 Mちゃんは、『間違えたくない』 という気持ちが強いんだね。 Mちゃんは、1回でマスターするべきだ と思っているんじゃない? せんせは、ちょうどMちゃんの頃に 1回やって間違えた問題や 2回やって間違えた問題がテストに出てきて その問題をすることで ぐっと点数が良くなったんだ。 だから、間違えた問題を大切にしていたんだ。 1度目であった問題は、赤丸 2度目であった問題は、青丸 って、みんなにしてもらっているでしょう。 目の前が良い状態であってほしいと やっていると、いつでも全部 赤丸にしたいと思うものだけど 実は、青丸を大事にしたときに ぐっと成績が上がるものなんだよ。 あきらめたら、そこで終りなんだよ。」 と答えました。 問題集は、演習をするものではなく 問題の解き方をインプットすること。 問題集は、答えを見て もう一度解くことが極めて大切で 文章問題などは、1回目は解かずに読み その直後、正しく記憶できているか確認するために 解き直すことがとりわけ大事であること わかった状態と解けるというのは、違うこと これをもっと上手に伝えたいと思っていたんですが そう思っていたら土曜日に聞いた講演会(昨日の日記)で 齋藤孝先生が、そのヒントをくれました。 ここから下は、講演でお話されていたことです。 何かを子供に身につけさせようとしたら それは、紙に書いて 貼っておいて音読させること。 音読して、カラダを通すと身につきます。 勉強ということであれば 『問題集は、必ず3回やる。』 と、ポイントを書いておいて 音読すると、直ってきます。 「問題集は、必ず3回やる。」 と毎回必ず、一緒に音読し 間違った問題に、印をつけて 間違った問題だけ、もう一度やる。 でも、子供の場合、最悪なのは やっちゃって 答え合わせもしないという場合 テストを受けたんだけど、 答え合わせをしない よかった、悪かった と一喜一憂している これが最悪のレベルです。 でも、こういう子多いですよね。 次に、間違った問題というのを その場でもう一度解き直して理解する そこでやめちゃう子。 ある程度できるんだけど 伸びない子というのは、こういう子です。 一番いい方法は、1週間後に できなかった問題をもう一度して あった問題は、OKとチェックを入れて できなかった問題は、また印をつけ できなかったものを次の1週間後に また、同じように確認することです。 『問題集というのは、 3回やり直すためにある。』 これをカラダで知っている子は強いです。 1回やるというのは、 やっていないに等しいです。 どうやって問題集をやるかさえ 理解していないことが多いので そこのところを伝えるために 紙に書いて、音読させてください。 とお話していました。 書いてしまえば、 とてもシンプルで簡単なことですよね。 前回の授業の復習テストなど いままでしてきたことをもう一度見直し ひと手間加えて、紙に書いて、 仕組み化してあげたら もっとやりやすくなるなと思い 今日から夏に向けてその準備をしています。 何でも、仕組み化すると面白いですね。 そして、見える物事はすべて 自分の幻想や投影にすぎず 自分の影の部分を大切にすると 自分にとって嫌なものが 実は、自分を一番助けてくれる これは、なんとも面白いコントラストですね。 お気に入りの記事を「いいね!」で応援しよう
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