テーマ:特撮について喋ろう♪(4362)
カテゴリ:怪獣秘宝館
ご存知の方も多いでしょうがタイにもウルトラマンがおりまして話すと長くなるのですが、今日本で認知されていないウルトラマンが何人かいたりします。裁判では円谷プロまけちゃいましたね。
タイのチャイヨーと円谷プロが共同で作った「ウルトラ6兄弟対怪獣軍団」。この作品は昔は映画公開されて、ビデオにもなってましたのでご存知の方も多いでしょう。 仏像泥棒に眉間をうちぬかれて(いきなりイヤだな)殺された少年がウルトラの母の力で神様ハヌマーンと合体して太陽を説得したり仏像泥棒やゴモラ率いる怪獣軍団と戦うというお話です。 で今回は仮面ライダーであります。東映の「5人ライダー対キングダーク」を東映の許可のもとあちらで編集した作品なのですが何故かこの作品にもハヌマーンが登場しておるのです。 タイの公道を走る仮面ライダー5人のバイク。なんかやたらと手をふってフレンドリー・・。 タイ語バージョンの「セタップ!仮面ライダーX」の熱唱フルコーラス(長い)の間えんえん走ります。観てる私らと同じようにいらいらした後ろの一般人のバイクがスーパーマシンたちを普通に追い抜いていきます。・・・ さて悪の本部・・・。女の人が喘いでいます。どう聞いても18禁の喘ぎ声、かなり熱はいってます・・・なのですが・・・ 血を抜かれてるシーンです・・・。献血もAVも一緒かよ? 波乱の幕明けです。挿入される巨大幹部キングダークとGODの怪人・・・。次の場面、銀色の怪人(等身大)が居眠りしている戦闘員をしきりにおこってますが・・・この人・・・キングダーク? ・・・等身大?・・・・。 この後「仮面ライダーV3対デストロン怪人」の派手な爆破ありの戦闘シーンや「5人ライダー対キングダーク」のシーンが挿入されます。 等身大のキングダークは幹部(?)として「ウルトラ6兄弟対怪獣軍団」でハヌマーンに殺された仏像泥棒をつれてくることに(何故?)。 やおら始まる生々しいタイ版「地獄」シーン。本編最大の見所かも・・。生々しい地獄の責め絵から実写で針のついた棒を登るとかかまゆでとかを再現。男も女も全裸です。乳も尻も丸出しですがいいんでしょうか。・・・で地獄から泥棒(ジャージ姿の普通の男)を連れてきたキングダーク。 泥棒ジャージは科学者を誘拐。怪人をつくらせようという訳で拷問を開始。くすぐり責め・・。博士笑い疲れた末に泥棒ジャージの顔面にオシッコ直撃(タイのお子様たちに大うけだったと思われます)。おこった泥棒ジャージ、今度は博士のカノジョを連れてきて血を抜く・・博士「やめてくれ、協力する・・」・・・最初からこれでいこうよ・・。 ようやくコウモリフランケン誕生。以下日本版のシーン、GOD怪人とライダーの対決、コウモリフランケンも倒されます。 ここまで1時間。日本版が29分ですのでタイ撮影分はほぼ同じ位あったわけですが・・・。おこさま作品としては十分な上映時間なのですがまだ終わらないのです。 コウモリフランケンを倒された泥棒ジャージは博士に怪人製造機をつくらせます。再びGODの怪人軍団かとおもいきやもぞもぞとでてきたのは 水牛頭、馬頭、鳥頭、なんかよくわからん頭をもつ4人の赤パンツの半裸の男たち。・・・・怪人?。 さてキングダーク(等身大)は捕らえている女たちから採血して生き血を茶碗から嬉々として飲んでおります・・。そんな設定??もとのコウモリフランケンの血を飲むという設定がいつのまにか混同されているようです。 ついに・・5人ライダー対キングダーク、泥棒ジャージの対決です。長い長い赤パンツ怪人との戦い、ハリケーンに乗ったV3と泥棒ジャージのえんえんと続くおっかけ。いたぶっているのか、単にV3がバカなのかよくわかりません。 で唐突に貧弱な爆発。・・・5人の仮面ライダーがころがってます・・・死んだ・・・?。 あの「仮面ライダーV3対デストロン怪人」の猛烈な爆薬量の爆発にも平気だったライダーたちが死んでしまった・・・。そこにやっと登場するハヌマーン。タロウ仕込みのリライブ光線(?)で5人ライダー復活です。(簡単やな・・) ありがとうハヌマーン!と5人のライダーが順番に握手します・・念入りに(長い)。アジトに乗り込んで対決。また赤パンツ怪人軍団との戦い(長い)、またハリケーンに乗ったV3と泥棒ジャージの追っかけ(長い)・・・。書いててほんとうにイヤになってきましたがここからが新展開。 5人ライダー対キングダーク。本家で実現しなかった対決です。みんなコントで使う棒みたいな剣をもって殴り合いです・・・。硬質化したキングダークはそんな攻撃を受け付けない。そこで仮面ライダーの新たな能力が・・・。 V3を中心に5人が横移動・・・合体です。 合体ライダー!!・・まあ姿はV3そのままですが。 でV3のはなった攻撃はなんとV3、26の秘密最強の技、しかも雑誌で設定だけ公開され映像では登場しなかった 火柱キック!!!!。 全編で唯一興奮したシーン!!幻のV3の大技が炸裂・・・。しません。 失敗です避けやがりました ・・・・あーーーーー。 キングダークがタイの街中で巨大化します。 キングダークに挑む合体仮面ライダー(てゆうかV3)。 こどもたちがわらわらよってきて大変です。ハリケーンで壁を垂直に登ったりでかい羽根に替えて飛んだりしましたが大きさには勝てず巨大化したハヌマーンに後をまかせます。いつのまにか装備したモーニングスターというかフンドー星人のハンマーみたいのふりまわすキングダークとの巨大怪獣対決。もみ合いの末キングダークが喉を掻っ切られて鮮血まきちらし(やな感じ)・・・で終わります。 で泥棒ジャージ(まだ生きてる)はハヌマーンに握りつぶされ ・・・めでたし・・・。 まだ終わらない。再び地獄です。 閻魔さまみたいのが戻ってきた泥棒ジャージたちに首切りの刑を宣告。 薩摩剣八郎(石井輝男版「地獄」にもでてましたな)みたいな大男が3人の首をはねます。 ころがる首3回。並んださらし首。さらにひつこく首をうつして・・・唐突に終わり・・(えー)。 105分。オリジナルの「5人ライダー対キングダーク」よりも実に1時間以上も長いです。タイロケ部分のへなへなな仮面ライダーの着ぐるみ、特にライダーマンの口だけでなく目までマスクの下から露出している様や根本的な着方の間違いも印象的ですが・・ 首はねるシーンやおっぱいや尻の乱舞する地獄シーンばかりが印象にのこる作品・・。 チャーヨー版の「地獄」としてそのシーンだけでみてみたいです。中川信夫版も神代辰巳版ももちろん石井輝男版も越えてるかも・・・・ もちろん冗談ですが 仮面ライダーとは何の関係もなくなりながら「完」 お気に入りの記事を「いいね!」で応援しよう
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1回見てみたいと思っていたタイ版仮面ライダーですが・・・・・
やっぱり見たくなくなりましたw (2006.03.19 05:39:53)
たく7759さん
観ないですむなら観ない方がいいかもです。結構つらかった・・長いし・・。 (2006.03.19 10:56:35)
怪作要素ありの「ハヌマーンと5人の仮面ライダー」。この第1期仮面ライダーシリーズの海外版。タイ版の他にも台湾版も存在、それが「閃電騎士シリーズ」。こちらの方は初代(「閃電騎士大戰地獄軍團」)、V3(「閃電騎士V3」)、X(「閃電五騎士」)等の台湾リメイク版となっており、日本人スタッフでもある八木功と塚田修が参加した東映と東星電影との日台合作映画シリーズ。ハヌマーンと5人の仮面ライダーよりもしっかりした作りであるが、1号、2号ライダーのマフラーの色が黄色だったり、ライダーマンが女性だったり、キングダークが巨大なる大魔神に変身する等とタイ版よりもかなり凝った作り込み、こちらも日本では今の所未公開なのだが、もし日本でもソフト化していたら、是非とも見てみたいものだ…。
(2016.07.27 18:55:12)
マイケル村田さん
>日本でのソフト化は不可能でしょうが是非観てみたい作品です。どうしてそうなったかわからないですがライダーウーマンのような発想は面白いですね。 (2016.07.29 10:09:21) |
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