ウルトラマンメビウス外伝アーマードダークネス・内山まもる版
ようやく読みました。 内山まもるの「ウルトラマンメビウス外伝アーマードダークネス」は同じタイトルのオリジナルビデオ版とはまったく異なる。 前作である「ウルトラマンメビウス外伝超銀河大戦」では客演的であった内山オリジナルキャラクターのメロス、のみならずジャッカル軍団を全面に押し出した「ザ・ウルトラマン」の完全な続編である。 かってウルトラの星を壊滅させたジャッカル大魔王が復活する、その理由もきちんと描かれているのも良い。オリジナルの持つ能力、攻撃技もキチンと再現。最強の敵らしい強さを見せつける。 メロスのみならず短編においてセブンのライバルとして登場したファイタスの復活した事も嬉しいが内山オリジナルウルトラマンのニューフェイスも登場。しかも女戦士であるアウラ。 メロスをも圧倒するような(おかげでややメロスが霞むくらいの・・)新ウルトラ戦士アウラのキャラクターが新作のひとつの見どころで未読の方のために書かないがその出自を含めて非常に面白く魅力的である。 「ウルトラマンSTORY0」あたりではオリジナルのウルトラ戦士はたくさん登場しているが内山版のオリジナル、はまた別の良さがある。 また女のウルトラマンとして銀十字軍のメンバーが登場するがウルトラの母との微妙な違いにも注目。そしてユリアンが大活躍するのにも注目だ。 ラストは「ウルトラマンメビウス」らしい(この漫画はメビウスの漫画なのだ、あくまでも)名シーンのリスペクトもありじっくり堪能できる。 キチンと生かされた各ウルトラマンの技や武器も内山まもるだなあ、と思わせる、嬉しい新作ウルトラ漫画だ。 さらに続編「ウルトラマンメビウス外伝ゴーストリバース」(予告カットには怪獣墓場やウルトラ兄弟を捕獲したインペライザー軍団が描かれている)も連載中なので心から楽しみに待ちたい。 新作発売をまつ間に未収録だらけの「内山ウルトラ漫画全集」を発売してほしいなあ・・・近年発行されたマイファーストビッグの新マン、A、タロウ、レオ、ザ・ウルトラマンも手に入れられない現状だけに・・。 ウルトラマンメビウス外伝アーマードダークネス