|
テーマ:生命保険について(969)
カテゴリ:カテゴリ未分類
医療保険に入るな、 貯金しろと言われている FPのコメントを最近よく見かけます。 ところが、 具体的な金額まで触れられていないと思います。 貯金しろと言っても、どのくらいの蓄えがあれば 安心できるのか、根拠となる目安になる額の提示が必要です。 私が思う 医療費に対する貯金額の目安は100万円~200万円 あくまでも長期入院になったら困る額を考えています。 根拠は? 入院時の費用について、どこまで考えれば良いのか その方の考え方により、異なると思います。 しかし、 絶対にいる費用と、 自分が希望している費用に分けることができますから 絶対にいる費用を把握しておけば、良いと思われます。 絶対にいる費用とは治療代です。 差額ベッド料、 自由診療などは自分が望まない限りいりません。 医療費の調べ方は簡単です。 医療費は高額になると、 公的補助制度で1ヶ月に負担する上限が決まっています。 だから、その上限の目安を計算して求めれば良いのです。 勘違いされている方で、1割から3割負担になるので 大変と思われている方がいますが、1割でも3割でも 高額医療費の基本額を超えた負担額は同じです。 高額医療費助成制度から 一般世帯者例では、 1ヶ月の医療費が 80100円を超える医療費になると 医療費から基礎控除の267000円を差し引いた額の1%を 加算した額が自己負担額になります。 80100円+(医療費-267000円)×1% だから、 80100円を超えた部分の1%は 簡単計算で100万円の1%は1万円を加算した額になります。 100万円の医療費で9万円前後、 200万円の医療費で10万円前後の負担額になります。 この額での支払期間は入院月から3ヶ月間、 4ヶ月目以降は44400円が上限です。 この額を目安に自分が入院するだろうと 予想する期間分を合算した額が 貯金の目安になると思われます。 例えば、 1ヶ月分の入院費で良いと思われた方は約9万円 2ヶ月の入院費で良いと思われた方は約18万円 3ヶ月の入院費で良いと思われた方は約27万円 4ヶ月の入院費で良いと思われた方は約31万円 6ヶ月では約40万円、 1年では約70万円、 2年では約140万円が目安です。 これらの額が預貯金の目安になると同時に 医療保険に入る時に保険料を支払う総額の目安でもあります。 医療保険では入院したときに保障される日数、 1入院の日数があります。 その日数が保障される期間ですから、 自分がこれで良いと思った1入院の日数を 月数に変えてその期間に自己負担する額を確認します。 そして、 その額がその保険に対して 保険料を支払っても仕方ない総額になります。 なぜなら、 保険に入らずに実費で支払える額より、 保険料を多く支払う意味も価値もないでしょう。 例えば、 1入院60日型の場合2ヶ月の実費の目安は約18万円 1入院120日型の場合4ヶ月の実費の目安は約31万円 1入院180日型の場合6ヶ月の実費の目安は約40万円 1入院365日型の場合1年の実費の目安は約70万円 1入院730日型の場合2年の実費の目安は約140万円 これらの支払額が負担しても仕方ない保険料総額の目安です。 あなたの加入されている保険は1入院何日型ですか 多くの方は1入院60日型に加入されています。 この場合の負担額の目安は約18万円です。 こんな額のためにそもそも保障はいらないと思いますし、 保障が必要だと販売するほうも、おかしいと思います。 よ~く、確認して下さい。 保険とは、長期入院に保障が必要です。 短期入院のための保障は、得にならないのです。 これこそ、預貯金でもすぐに貯められる額なので 預金して、入院に備えることをおすすめします。
お気に入りの記事を「いいね!」で応援しよう
|