Mother Earth Sound

イタリア旅行から自分をグラウンディングさせるのは時間がかかった。

肉体的には飛行機による電磁波の影響などで脳の統合率は下がってたし、
精神的にも魂的にもイタリア旅行は自分の内面の闇と向き合わねばならない
状況に追いやられた。

肉体的な問題はほとんど自分で調整する事ができたが、自分の内面の問題は
自己ヒーリングする事はどんなヒーラーでも困難だと思う。
というのはまずそんな深い問題というのは自分が変わりたくない
自己破壊やサバイバルのプログラムがいくつもあるので、自らその
ブロックを見つけ出し、解除するなんて事は至難の業だと思う。

本当に幸運にも俺はパートナーが常に俺の内面をモニターするので
ー彼女がそれを望もうと望もなくてもー
もしある問題が挙って来たなら、それは時期が訪れたら解消される事になる。

おそらく普通のカップルではあり得ないと思う。
IHを実践している女性も多いがパートナーや旦那さんにヒーリングをしても
あまりうまくいかなかったりブロックが入って、
うまくできないと言う話をしばしば聞く。

自分がヒーリングという世界を仕事として完全にコミットする事になって
さらに自分自身にある内面の問題をクリアにせざるを得なくなったように思う。

ヒーリングと言う世界で生きていくというのは、一見ファンシーなもののように
捉えられるかもしれないけど、実際はどれだけ自分がヒーリングして内面の問題を
クリアにしているかがそのままクライアントへのヒーリングにも影響する。
その問題を持ったまま、クライアントに同じ問題をヒーリングしても所詮
深いヒーリングは行えないという事。。。なぜならその問題の核心に気づく事が
できないから。

自分はヒーリングを仕事としたときから常に典子のサポートがあり、
いろんなアドバイスはもちろん、マテリアルの提供などいたるところで
援助してもらっていたのに加えて、俺の内面の問題を見抜いてそれを
解消するべくヒーリングをしてくれる。。。
本当に俺は感謝と祝福の人生だと感じる。

反面パートナーの深い問題をみていくという事は
男と女の関係としては時としてつらい事でもある。
それに加え、自分の男性と言う性質上、サポートしてもらう一方だと
男性の『女性を守る』という意識を養うのが困難になってくる。
なのでかどうかは知らないけど、時折今回のようなヘヴェーな問題が浮上して
自分の男性性の意識を変容するための修羅場をくぐる事になる。

ここ一連の俺のヘヴィーなヒーリングに対して典子が言う。
『なんでこんな抑圧とフラストレーションを抱えた男と私は17年間つき合う事が
できたのだろう？』
そう思うと自分がかわいそうだと嘆く反面、
ここまで俺とつき合って闇と向き合って来た自分はよく頑張った、えらいっ！！
て言う自己肯定をしているんだって。

んんん〜〜俺も、子供の頃から遡って回想してみると、確かに抑圧された
感情、欲望、恐れ、、、いろんな事がストレスになっていたね。
これまでの人生、不幸ではなかったし、両親から愛情を注がれ、
裕福ではなかったにしろ貧しいと感じた事はなかった。。。
それでも、そんな抑圧に対して当時はどうする手だてもなく、ただ記憶の部屋に
閉じ込められ、サバイバルプログラムを生み出し、インナーチャイルドを解放
できずについ最近まで生きて来た。
そしてそれを自覚する事はこうしたヒーリングをするまでは到底考えられなかった
と思う。

最近の典子から受けるセッションは自分では記録を取らないので詳しい事は
覚えていないのだけど、旅行前、最中、後と大きなインナーチャイルドの
ヒーリングをした。
それに加えて自分の自己ヒーリングでもインナーチャイルドが出て来たので
ここ数ヶ月で４回はインナーチャイルドをヒーリングした事になる。
（ちなみに自己ヒーリングでインナーチャイルドが出て来たのは初めて。）

今年のインナーチャイルドの出て来た合計は６回くらいだろうか。。。

なので今年は俺にとってインナーチャイルド大浄化の年。
去年はその問題はほとんど出てこなかったのでまさか自分にそんなに
残っていたなんて驚いた。

もちろんそれは誰のせいでもなく自分が創造した世界なのだけど。
でも、こう度々インナーチャイルドが現れて来ると
『あ〜〜、自分はなんて抑圧された、苦しい人生を送っていたんだ〜〜』
などと嘆く思いが生じる。

いや、確かに子供の頃、いろんな意味で苦しかったよ。
自覚してた部分もしてなかった部分も含めて。

だけどこの苦しい経験から抜け出す事で、自分がその問題を抱えた人たちに
核心を持ってヒーリングできる。
疎外感、孤独感、分離感、抑圧、欲望、恐れ、エゴイスト、、、
ほとんどすべての闇を網羅して、経験して来た。
だからきっと人の深い闇にアクセスできる可能性もある。

この一連のインナーチャイルドシリーズ、、
主な問題の一つは『エゴ』や『自己中心的意識』

男として自由でいたいという意識ーそれは思春期から始まる性的抑圧が要因。
要するに十分に性エネルギーの解放をできなかった事によるフラストレーション。
それに関わるプロトコルは遺伝的な問題も含まれていた。
男性性の世の中、長い歴史の中で続いている性的な抑圧。
その男としてのエゴが残っていた事で一人の女性とコミットする抵抗や、
相手に気を配ったりを思いやる事ができないという行動が現れていた。


それから『人の深い感情と繋がる事』『人の傷を理解する事』などの問題。
幼い頃、自分は本当に外の世界と分離していたように思う。
家庭の外の世界が怖くて、幼稚園や小学校に入るときは本当に怖かった。　
小学校に入ってからはさらに、勉強はできなく困難を極めストレスを感じ
分離感があるから自分の世界だけに閉じこもる、、
傷つく事が怖いから人の感情や傷などをみるなんて心の余裕は皆無だった。

そして『人に与える事』に関する問題。
もちろんお金とか物、だけの問題じゃないギビング。
これも自己中心的意識や外の世界との分離感、即ちインナーチャイルドが要因。
人に与える事は、自分のものが無くなる、搾取されるという意識。
あまりにも制限のある世の中に生きて来たので、『与えた物が自分に帰って来る』
なんて到底考えられなかった子供の自分。
そりゃ宇宙の無限の豊かさと繋がるなんて事があり得なかった現実を創造してたよ。

幼い頃はこの世界との一体感（ワンネス）から完全に引き離されていた。
そのソースから完全に引き離された意識から初めて一体感を味わう事ができたのは
音楽だったのだと思う。　ビートルズが俺の音楽マジックの探求の始まりだった。

音楽だけがソース＜宇宙の根源＞を呼び覚ます手がかりだった。

いまははっきりわかる。
俺たちの人生はこのワンネス意識を思い出すための幻想の旅路。

これからもこの自分のマインドが創った幻想の探求は続いていく。
きっとこれは天才ヒーラー典子と共に魂を磨いてゆく
俺に与えられたギフトなんだろうから。

最近、スピリチュアル系のブロガー雲黒斎さんの連載もので
極楽飯店を読んだ。
これを読むと俺たちのこの世と全体性の分離の仕組みや
いかにして俺たちは自覚なしにこの世界の現実を創造しているか、など
すごく面白い事が書かれてある。

その中の名言は次のような物。

《貴方には、自分の願いを叶える力はない》

《記憶と思いが、現実を創る》

《与え合えば、奪い合う必要がない》

《願いは、願いを捨てた時に叶う。祈りは、祈りを捨てた時に届く》

《天国にあって地獄にないもの。地獄にあって天国にないもの》

http://blog.goo.ne.jp/namagusabose/e/e4f5f9638cdbbe03cc03a8bc003502c0


しかし今後の課題は、俺はこうして徹底的に自分のマインドの幻想をクリアにしていって
クリアにしつくした時、そのワンネス意識を常に保った状態でこの世に存在すると
どんな事が待っているのだろうか、果たしてそんな境地に今生で至る事ができるのだろうか、、
という事。

きっとそんなに遠くない未来に実現するのかもしれない。

でもそれまではまだまだ自分の浄化は続く〜。