カテゴリ:生活アイテム
ガス代節約グッズでご紹介した
瞬間料理鍋とはやわきケトルの科学についてお話します。 瞬間料理鍋とはやわきケトルは どちらも外形に特徴があります。 まず、はやわきケトルは 底面を充分広くとることで強火でも 炎を逃がさないように設計されています。 そして、上側の蓋のついている部分は球形になっていますね。 球形は体積当たりの表面積を最も小さくする形です。 水滴やしゃぼん玉は 表面張力によって表面積を充分小さくして安定な形になります。 その形は球形です。 (表面張力というと難しい? なら両手で輪ゴムを引っ張ったときに 引っ張る力によって輪ゴムが右手と左手の間の最も短い道を作る、 ようなものだと思ってください。) 表面積ができるだけ小さいということは 熱が出入りする面積も小さいということ。 だから発熱によって熱を逃がす量も可能な限り小さくなります。 逆に熱をたくさん吸収したい場合には 表面積を限りなく大きくとればいいですね。 道でいえばできるだけ遠回りをすればいい。 表面積を広くとる形は 面に凸凹をたくさんつくることで作れます。 凸凹をたくさん作れば作るほど表面積は広くなります。 数学的には無限大まで広くすることができます。 それはフラクタル構造と呼ばれます。 表面積を広く取ればいいというだけの問題ではありませんが この性質を充分に利用しているのが 家電製品やパソコンのCPUやチップに付けられている放熱板です。 放熱板は表面積を大きくとって溜まった熱を たくさん吐き出せるようにしています。 放熱板と瞬間料理鍋。 どこか形が似てますね? 参考 :瞬間料理鍋とはやわきケトル お気に入りの記事を「いいね!」で応援しよう
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