テーマ:本日の1冊(3695)
カテゴリ:本
無謀だと言われながら幻冬舎を設立し、今や知らない人はいないと思われる程に…。「幻冬舎の舎は舎弟の舎」というのが耳から離れなくなった。 この本は見城徹氏が自身の軸としている自己検証・自己嫌悪・自己否定を中心に記され、死に向かって毎日を後悔し、それを明日への活力として生き続け、死ぬ間際に自分で自分の人生に◯(マル)をつけられるような人生を送らなければならないと説かれている。 自らの学生時代の苦い経験、死にきれなかった後悔を生きる糧とし、読者を通して出会った様々な人の生き方、死に方を元に死生観を形成していく。 人間は言葉を武器にする唯一の生き物であるからこそ、言葉を使って表現する、伝える事に圧倒的努力をしなければならない。そんか努力の一つの方法として読書があり、読書は自分以外の人の人生を経験できるものである。だからこそ、読者は何が書かれているかではなく何をどう感じるかこそが読書、つまり読書はアートである。 正解がないからこそ、死に向かって日々後悔しながら圧倒的努力を積み重ね、狂ったように自己検証・自己嫌悪・自己否定し続けた者だけが死ぬ間際に初めて自己を肯定する事ができるのである。 読書を新たな趣味にしたい。 と、思う方へ是非この本から読んでほしい。 そう思えるオススメの一冊です。 お気に入りの記事を「いいね!」で応援しよう
最終更新日
2023.11.14 22:58:34
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