頭の使い方・考え方◎地球を救う127の方法:頭の使い方・考え方◎自然環境の危機的な状況を解決するために 技術的、経済的、政治的、文化的なさまざまな障害があります。 食べ物からオゾン層に至るまでの生態系の問題に取り組むためには、 私たちの日々の生活から国際政治に至るまでのさまざまなことに目をむけて考え、 また行動する必要があります。 それらの選択や行動が、消費社会の中で生きざるを得ない私たちにとっも、楽しく また感性や想像力を活かすものであるならば、地球のすべての生き物を活かす道に 、 より近づけるかもしれません。 柔軟な頭で複合した障害をときほぐし、モノを買うときの選択、親しい人との会話、 投票、環境を守るさまざまな活動への参加など、さまざまな機会を通じて なにができるのか考えてみる必要があります。 「地球を救う127の方法」より ●「地球を救う127の方法」は、アメリカで作成された「地球を救う132の方法」を元に 1990年のアースデイにむけ日本で作成されました。 ------------------------------------------------ 113.なるべく複雑な構造の商品は使わず、シンプルなものを生活にとり入れる。 製作者に共感でき長く愛することのできる商品をさがす目を養う。 114.新製品購入中毒から足を洗う。何が本当に新しく、それが必要なものであるか考えてから買うようにする。 115.モノやサービスの作り手、そして使い手であるあなた自身も含めて、一人一人の個性、郷土性、 文化を大切にする。 東京中心のモノやモノの情報や流通の仕組みを疑ってみる。 116.いわゆる発展途上国の人々の生活状況を知り、彼らの目から現在の日本の生活のあり方を考えてみる想像力を養う。 さらに、(海老に限らず)身近なモノを通じて、それらの国々と日本との関係を考えてみる。 117.よく遊び、よく働く、だけでなく、生活の豊かさを少し考えてみる時間を考えてみる。 118.生活のために働くこと、レクレーションとして遊ぶことを分けて考えずに、 労働それ自体の意味や内容を考え、充実感のある、意義のある仕事ができるよう努力する。 119.目先の欲望を充たすことのみを求めず、身体・精神が自然に欲しているか知るために努力する。 120.美しいもの、目を惹くものや、利用価値のあるものだけでなく、全ての生き物を大切にする。 (「タデ喰う虫も好き好き」 「ミミズだってオケラだって、アメンボだって、みんなみんな生きているんだ!」 存在するものは、それだけで意義があるんです。) 121.生命を単なるモノとして扱うことをやめ、たとえ材料として使っていたり、 食物として食べているときでも、その固有の評価、生命としての尊厳を尊重する。 我々は生態系に「生かされている」ということを想う。 122.自然と自分との間に壁をつくらないようにして、直接触れ合うようにする。 靴を脱いで裸足で歩いてみる。エアコンを使うのをやめて季節の変わり目の風の匂いを感じてみる。 アスファルトの方が泥んこより汚いかもしれない?と考えてみる。 123.熊や鹿が村に降りてくるなど、ペットや人間と、野生の動物との対立抗争事件があったときには、 野生動物の弁護を買って出る。 124.自然の季節のサイクル、人間の成長のサイクルを大切にする。 正月、節分、端午の節供の菖蒲湯、などなど、季節に根ざし、旬の伝統的なイベントを 迷信として軽んじず、先人の知恵とライフスタイルを思いおこし、現代に再生するよう工夫する。 125.ストレスに敏感な感性を養い、減らす生活を工夫する。 126.アタマばかりで考えてないで、生活、運動、労働、人生を楽しむようにする。 127.折々に(生態系の恵みでる)酒を飲み、歌い、さわぐ。 *--*--*--*--*--*--*--*--*--*--*--*--*- これで◎地球を救う127の方法◎は終わりです。 これは、1980年代の終わりにアメリカで作られたものを、1990年に日本版に作り直したものです。 あなたも、できることから、はじめてみませんか? ●ごみを減らす・・・No.1~No.20 ●エネルギー・・・No.21~No.44 ●水・・・No.45~No.59 ●食・・・No.60~No.77 ●交通機関・・・No.78~No.89 ●有害物質・汚染物質・・・No.90~No.103 ●生命をいつくしみ身近な所から変革を・・・No.104~No.112 ●頭の使い方・考え方・・・No.113~No.127 ■マスタードの空き瓶も赤と白のチェクでおしゃれに。 ■元は母が味噌を入れていた瓶。 ■菊の花が入っているのは、シュガーポット。蓋がないので・・・。 ■拾った火鉢。中に小さな箱を入れビニールをかぶせて、ごみ箱に。 ■花ふきん。妊娠中に巻いていたさらしを再利用。 ■案山子の着ている着物はもちろん、誰かのお古。 ■ベビーキルトは、究極のリサイクル。 ■大根の捨てるところから目が出て。蕎麦ちょこは、ほつれあり。 |