テーマ:映画館で観た映画(8344)
カテゴリ:映画
ある朝、街灯に引っかかっていた真っ赤な風船を助けてやった少年パスカル。 その不思議な風船はパスカルにつきまとうようになるが、パスカルと風船はその仲のよさに嫉妬した悪ガキ集団に追われるはめになってしまう。 わずか36分の中編作品でありながら、世界中で愛され続けている名作。 少年と風船の交流を素朴なタッチでつづり、観る者に詩的な感動をもたらすファンタジーだ。 不朽の名作と讃えられながらも、これまで鑑賞の機会が極度に限られてきたために幻の映画とされてきた『赤い風船』を50年以上の歳月を経て、見た。 ******* この映画の監督は、「白い馬」を撮ったアルベール・ラモリス。 小さな男の子と赤い風船の詩情溢れる映画だ。 興味があったのは、50年前のパリ。 階段や坂が多いところをみると、モンマルトルか? 男の子が通学に乗るバスのレトロ・・・。 大人たちのコートの姿。 中でもびっくりは、あちこちにある、空き地や廃墟の様子。 この映画が作られたのは、1956年。 昭和でいえば31年。 パリの真ん中だけれど、当時はこんな所があったのだ。 その空き地や廃墟で子どもたちは遊んでいる。 東京でも昭和33年頃までは、原っぱがあったというが、パリもそうだったのだろうか。 ここに再びこの監督の「赤い風船」の36分にめまいがしそうになった。 淀川長治 ■赤い風船■♪音が出ます。 ・・・・・・・・・・・・・・ ◎自然と人間が仲良く暮らしていたころの話です。 ★8月1日*昭和恋々:行水* UP ・・・・・・・・・・・・・ お気に入りの記事を「いいね!」で応援しよう
Last updated
2008.09.28 20:59:46
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