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カテゴリ:映画
人生は、いつもちょっとだけ間にあわない。 ある夏の日、かつて開業医を営んでいた横山恭平(原田芳雄)と妻・とし子(樹木希林)の家に、長女・ちなみ(YOU)一家と次男・良多(阿部寛)一家が訪れてくる。 良多は子連れのゆかり(夏川結衣)と結婚したばかりなのに、いまは失業中の身。 ちなみは営業マンの夫と2人の子供に恵まれた専業主婦。 家族一同が久しぶりに集まったのは、事故で亡くなった横山家の長男・純平の命日のためである。 ごくありふれた夏休みの光景、それはいつものように過ぎていくはずだったが…。 大人になって家を離れた子ども達と老夫婦の一日。 しかし、そこに登場する人たちは、それぞれ違った思いがある。 医者だった父親は、皆が「おばあちゃんの家」と言うのが気に入らない。 母親は、息子の死の原因となった人物を許すことが出来ずにいる。 そして、両親とも、次男の嫁が子連れで再婚したことがひっかかっている。 長女は、両親の家を狙ったいる。 そして、次男は、失業中だということが、言えないでいる。 舞台のほとんどは、年老いた両親の家。 そこで交わされる会話で話が進む。 帰っていく子どもたち一家を見送る老夫婦が、 「次は正月(に来るかな)かな・・・。」と言い、 次男一家は、 「正月は、もう(来なくて)いいだろう」と言う。 両夫婦は、寂しい正月を迎えたのだろうかと思った。 タイトルの「歩いても 歩いても」というのは、どういう意味だろうと思っていた。 劇中で妻・とし子(樹木希林)が気に入っていると言ってかけたレコードが「ブルーライト・横浜」。 帰りの車の中で夫が 「タイトルの『歩いても 歩いても』は、『ブルーライト・横浜』の♪歩いても~歩いても~からとったんやな」と言った。 そうかも知れない。 でも私には、毎日、続く人生を歩く人。 歩いても 歩いても続く人生、そんな風にとれたのだが・・・。 ・・・・・・・・・・・・・・ ◎自然と人間が仲良く暮らしていたころの話です。 ★12月8日*父の麦わら帽子:テレビの来た日/「大きな森の小さな家」のクリスマスプレゼント 「ALWAYS 三丁目の夕日」★昭和30年代グラフティ *UP ・・・・・・・・・・・・・ お気に入りの記事を「いいね!」で応援しよう
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