テーマ:おすすめ映画(4018)
カテゴリ:映画
空に、夢に、近づきたかった。 1974年8月7日。 フランスのある大道芸人が、いまは無きニューヨークのワールド・トレード・センターのツインタワー(高さ528m・110階)を綱渡りで渡ろうとしていた。 巨大な2つの建物の間に渡されたロープの上を命綱なしに歩く。 こんな無茶な計画を実行する男、フィリップ・プティ。彼は幼い頃から独学で大道芸の道を志しながら、その個性の強さのため多くの学校から放校され、両親からも勘当させられてしまう。 だが、同じ道を志す仲間たちと世界中の有名な建物で、自分の信じる芸を貫こうとする…。 人々を驚きと喜びでわかせた伝説の大道芸人、フィリップ・プティの人生を追ったドキュメンタリー。 フィリップ・プティがNYの世界貿易センター(WTC)のツインビルを綱渡りしたいと思ったのは、まだビルが出来る何年も前からのこと。 彼の思いはビルが完成していくと共に膨らみ、つのっていく。 *どの部分にワイヤーを張るなどビルの下調べはどうやるのか? (まだ工事中とはいえ、勝ってに入れないのだ。) *警備の厳しいビルにどうやってワイヤーを持ち込むのか? *二つのビルにどうやってワイヤーを張るのか? などなどとても出来そうにないことばかりだった。 そんな無謀な長年の夢が叶ったフィリップ・プティは、命綱もつけない、地上411mという場所での綱渡りを楽しむかのように微笑んでいた。 しかし、フィリップ・プティは、この成功の後、幼なじみや恋人と別れてしまう。 私は、この「事件」が起きたとき、20代だったが、WTCの綱渡りは知らなかった。 今ならインターネットで瞬時に世界に広がるだろう。 2001年9月11日のビルの崩落は何度も何度も繰り返し見たのにと30年という年月を思った。 それにしても、映画に流れる曲は、なんとピッタリなんだろう。 アカデミー賞長編ドキュメンタリー賞受賞作品。 1949年生まれ。 フランスの曲芸師、綱渡り師。 16歳で綱渡りをはじめる。 大道芸人として世界中を旅し、独学でマジック・乗馬・闘牛・フェンシング・外国語などを学ぶ。 パリのノートルダム(1971)、シドニー・ハーバー・ブリッジ(1973)の綱渡りで注目を集め、1974年にはワールドトレードセンターの綱渡りに挑戦。 Mondo(1995)など映画にも出演。 現在、ニューヨーク市を拠点に活動している ・・・・・・・・・・・・・ ◎自然と人間が仲良く暮らしていたころの話です。 ★7月7日*七夕の「団子刺し」* ・・・・・・・・・・・・・・ お気に入りの記事を「いいね!」で応援しよう
Last updated
2009.07.09 10:27:15
コメント(0) | コメントを書く
[映画] カテゴリの最新記事
|
|