6493874 ランダム
 HOME | DIARY | PROFILE 【フォローする】 【ログイン】

おしゃれ手紙

【毎日開催】
15記事にいいね!で1ポイント
10秒滞在
いいね! --/--
おめでとうございます!
ミッションを達成しました。
※「ポイントを獲得する」ボタンを押すと広告が表示されます。
x
2010.02.01
XML
カテゴリ:チープシック
陶器の汁椀 この、茶色とモスグリーンの陶器、これは、昭和の汁椀だ。

数年前のNHKの朝の■連続ドラマ「純情きらり」■でも、昭和初期という設定でこの汁椀が使われていた。
この汁椀は、もはや、骨董に近いのだ。
私の子どもの頃の、昭和も30年代頃までしか使っていなかったと思う。
だから、このお椀を見て、懐かしいと思う人は、50代以上の人だ。

それまでは、どこの家にもあった、このお椀がなくなったのはなぜか?
安くて軽くて大量生産が出来、壊れない、合成樹脂のお椀が出来、人々は飛びついたのだ。

しかし、昭和30年代に子どもだった私にとって、合成樹脂のお椀は、しっくりこなかった。
なぜ、あの茶色とモスグリーンの陶器のお椀がなくなったのかと、いつも残念で仕方がなかった。

しかし、念ずれば通ず。
今から15年くらい前に再び、この陶椀と巡り合えた。


会社へと向かう道の途中、それが、よその家の前に、ドンと置いてあった。
不燃物の日に、捨てるために、捨てようとしていたのだ。

ちょっと待ったー!!

と、私は、ちょっと待ったコールを叫び、自転車を降りた。

その家は、引っ越しでもするのか、大量の食器を捨てていた。
しかも、私からすれば、ヨダレが出るようなものばかりを・・・。
自転車なので、大量に運べない。
会社に行く時間は迫る。
運べる分だけをその場で、仕分け。
「この分は、私が責任を持って取りに来ますから残しておいて下さい」と電話番号を書いて渡し、後は、泣く泣く処分してもらった。
というわけで、この汁椀は、その時の戦利品。
これと同じものが、5個あるが、どれも少しずつ違う。
 私たち夫婦は、普段の味噌汁用のお椀にカフェオレボールを使用している。
しかし、娘や妹が来た時には、これが汁椀として活躍している。

この汁椀があった昭和30年代を知っている私の妹は、来るたびに、
「お姉ちゃん、これ、あったよなぁ・・・」と懐かしそうに言う。

寒い冬には、暖かい味噌汁が美味しい。
それが、気にいったお椀でならなおさらだ。

器歳時記
・・・・・・・・・・・・・
バナー
ボタン

◎自然と人間が仲良く暮らしていたころの話です。
★11月19日*「オリヲン座からの招待状」に見る昭和*
・・・・・・・・・・・・・・
     





お気に入りの記事を「いいね!」で応援しよう

Last updated  2010.02.02 22:11:55
コメント(4) | コメントを書く
[チープシック] カテゴリの最新記事


PR

Recent Posts

Category

Archives

Favorite Blog

『子供より古書が大… New! Mドングリさん

出産に体を張れ(オ… New! hoshiochiさん

ダブルで年金減額 New! maki5417さん

小さな慰めです New! あけみ・さん

スン New! りぃー子さん

Freepage List

Comments

七詩@ Re:「光る君へ」定子&清少納言「香炉峰の雪」(04/22) 定子の母は漢詩の名手で伊周も学才に優れ…
maki5417@ Re:「光る君へ」定子&清少納言「香炉峰の雪」(04/22) 香炉峰の雪 雪のいと高う降りたるを、例…
天地 はるな@ Re[1]:大河ドラマ「光る君へ」と百人一首(03/04) maki5417さんへ 「源氏物語の女君」私も…

Keyword Search

▼キーワード検索

Calendar


© Rakuten Group, Inc.