テーマ:映画館で観た映画(8343)
カテゴリ:映画
■クロッシング:あらすじ■♪音が出ます! 生きるために、別れるしかなかった。 2007年、北朝鮮。 中国国境に近い炭鉱の村に妻と11歳の息子・ジュ二と一緒に住むヨンスは、ささやかな幸せをかみしめていた。 だがある日、妻の肺結核が発覚し、風邪薬さえ手に入らない状況に、ヨンスは中国への出稼ぎを決心する。 やっとの思いで材木伐採場の仕事にありつくヨンスだったが、不法な現場が発覚し警察に追われることに。 その間に2か月余りが過ぎ、妻はヨンスの帰国を待たずして息絶え、一人残された息子のジュニは、父を探しにあてもなく家を離れる。 そして韓国に到着したヨンスはジュニのゆくえを知り、再会を試みるのだが…。 北朝鮮に生きる家族の壮絶な生きざまを描いたドラマ。 2008年度アカデミー賞外国語映画賞の韓国代表に選出された。 バラックのような家、闇市、食糧難、粗末な衣服・・・。 どれをとってみても、日本の戦後のような状態。 けれど、これは2007年の現代の北朝鮮の現実。 脱北者100人以上への取材を重ね、更には30人余りの脱北者がスタッフとして参加したというからリアリティがある。 この映画、2008年に発表されたのに、今頃公開されたのには、政治的な理由がある。 ■「クロッシング」上映が遅れた理由:動画■ ↑ 「えっつ!!そうなんだ!」とビックリした。 主人公のヨンスは、韓国に逃げ、キリスト教会の関係者に世話になっている。 妻が死んだことを知り、やけ酒を飲んで関係者に言う。 「神様は、韓国にはいても、北にはいない。」 本当に不公平だ。 同じ民族でありながら、豊かで自由な南と貧しく自由のない国、北朝鮮。 この映画、大阪では、■「シネマート心斎橋」■でひっそりとやっていた。 しかし、マスコミで広く知られるようになって、ゴールデンウィークは超満員だったそうだ。 5月12日もレディースデーということもあって、立ち見も出ていた。 関西では、 6月12日(土)から■京都みなみ会館■ 6月26日(土)から大阪■第七芸術劇場■でも上映される。 ひとりでも多くの人に見てもらい、北朝鮮の現状を知ってほしい。 今、私たちに出来るのは、知ることくらいだから・・・。 ・・・・・・・・・・・・・ ◎自然と人間が仲良く暮らしていたころの話です。 ★2020年4月日** ・・・・・・・・・・・・・・ お気に入りの記事を「いいね!」で応援しよう
Last updated
2010.05.13 19:32:23
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