カテゴリ:映画
そこで生きていく決意が世界を動かす。 瀬戸内海・祝島では、自給自足的な暮らしが営まれ、漁師やおばちゃんたちがきれいな海を守りたいと28年間も原発建設に反対してきた。 島で一番若い働き手、孝くんはエネルギーの自給もしたいと望んでいる。 しかし、圧倒的な経済力と権力が原発建設を推進し続けている。 一方、北欧のスウェーデンでは脱石油・脱原発を決め、着実にエネルギーを自然エネルギーへとシフトし、持続可能な社会作りが進んでいる。 どうしたら未来のエネルギーを自分たちの手で選択し、作りだせるのか。 私たちと全く同じ普通の人々の感性と思いが国を超えて交差し、新しいビジョンを描きだす。 未来を待たずに、今、未来と作り出す現場がここにある。 自然を共振し、エネルギーを生み出すミツバチのように人々の羽音が聞こえてくる。 監督・鎌仲ひとみ 沢山の人に見て欲しい映画だ。 最近、ちょいちょい、電気自動車を見ることがある。 地球温暖化の解決策には電気自動車が不可欠と単純に考えていた私。 しかし、そうは簡単に解決できない。 その電気を作っているのが、化石燃料なら、二酸化炭素を出すし、原発だと、原発のごみが出る。 また、多くの熱を排出するので水で冷まし、海に捨てる。 ここでも、「熱」という廃棄物が・・・。 化石燃料も、原発もダメとなるとどうすればいいのだ・・・。 スウェーデンでは、エネルギーを自然エネルギーにするとしている。 もちろん、スウェーデンもまだ、自然エネルギーばかりではない。 しかし、電力が選べるのだ。 「緑の電気」と「汚い電気」に! 私も「緑の電力」を売る会社があれば、その会社で買う。 日本では、電力は選べない。 そこが、電力会社のやりたい放題を許してしまう原因なのだ。 映画を見て、祝島で原発に反対する人たちを見て、無力感におちいった。 しかし、スウェーデンのやり方を見ると、勇気が湧いてきた。 それにしても、スウェーデンの市会議員たちの真面目なこと。 彼らは、基本的にはボランティア、無償なのに・・・。 いや、ボランティアだからこそ、どこにも遠慮なくモノが言えるのかもしれない。 どこで産まれて、どこへ行くのか。 それは人間の生活、そして命そのもの。 Shingo(ミュージシャン) ・・・・・・・・・・・・・ ◎自然と人間が仲良く暮らしていたころの話です。 ★2010年10月10日*秋刀魚の歌* ・・・・・・・・・・・・・・ お気に入りの記事を「いいね!」で応援しよう
Last updated
2010.10.13 00:44:58
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