テーマ:映画館で観た映画(8328)
カテゴリ:映画
その華麗にして破天荒な生涯。 1941年、ナチス支配下のフランス、パリ。 暗い時代にユダヤ人の両親の元に生まれたリュシアン・ギンズブルグは、ピアニストの父から受ける厳しい音楽のレッスンに辟易し、煙草を吸い、大人とも渡り合う一風変わった少年だった。 成長したリュシアンは、ピアノ弾きとして働きながら、美術学校に通う。 同時に作曲も始め、キャバレーでピアニスト兼歌手として働きはじめる。 セルジュ・ゲンスブール(エリック・エルモスニーノ)と名乗るようになったのはその頃。 人気作曲家となったゲンスブールに曲を提供してもらいたいという有名歌手は列をなした。 セルジュ・ゲンスブールの存在を私が知ったのは、けっこう遅く、1980年代。 「なまいきシャルロット」という映画を友人と見に行った時、物知りの友人が シャルロットのお父さんは、セルジュ・ゲンスブールで、お母さんは、ジェーン・バーキンよ」と教えてくれた。 以来、どんな人だったのだろうという興味があった。 セルジュ・ゲンスブールをとりまく人々は、当時の大スター。 その頃、人気絶頂のブリジット・バルドーと恋に落ちるが、バルドーの夫の怒りを買って収束。 その後結婚した妻は、映画『スローガン』で共演した20歳の女優ジェーン・バーキン。 バーキンはゲンスブール3人目の妻となり、生まれた娘がシャルロット。 バーキンという言葉で、このバッグを思い浮かべる人が多いだろう。 実は、このバッグ、エルメスの社長が偶然、乗り合わせた飛行機の中で知り合った、女優ジェーン・バーキンのために作ったものとか。 ジェーン・バーキンは、最高級のバッグに娘のためのものを詰め込んで、蓋をしないで使っていたという有名な話がある。 「夢見るシャンソン人形」という、日本でもおなじみの曲を作ったのもゲンズブールで、この歌を歌った フランシス・ギャルも彼の虜になった。 ブリジット・バルドー、ジェーン・バーキン、ピアフ、カトリーヌ・ドヌーブ、フランシス・ギャル、ジュリエット・グレコ・・・。 ユダヤ人で醜男というコンプレックスを抱えながら、数多くの美女を虜にした伊達男、セルジュ・ゲンスブール。 華麗な女性関係もさることながら、私はセルジュ・ゲンスブールの家の暮らしにも興味があった。 大きなカフェオレ・ボールに入れたサクランボを食べるシーン。 キュウリのピクルスとおぼしきものを、これまたカフェオレ・ボールに入れ、手で掴んで食べるシーン。 日本なら、どんぶり鉢に入れた漬けものを食べるという感じか。 監督は、アニメ作家で大のゲンズブールのファン。 ゲンズブールの分身を作って、ユーモアたっぷりだ。 ■セルジュ・ゲンズブールの映像と歌■ ・・・・・・・・・・・・・ ◎自然と人間が仲良く暮らしていたころの話です。 ★2011年6月5日*方言:あほう/関西人気質* ・・・・・・・・・・・・・・ お気に入りの記事を「いいね!」で応援しよう
Last updated
2011.06.08 19:59:39
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