テーマ:映画館で観た映画(8350)
カテゴリ:映画
全員、他人事じゃない。 ありふれた時間が校舎に流れる、金曜日の放課後。 学校内の誰もが認める“スター”桐島が、部活を辞めるというニュースが校内を駆け巡った。 桐島の親友・宏樹や彼女さえも連絡がとれずその理由を知らされぬまま、あらゆる部活、クラスの人間関係に波紋が広がっていく。 そんな中、映画部の前田は…。 ■学校という戦場 闇と希望と■ 「スクールカースト」という最近登場した日本独特の造語がある。 学校空間で自動的に発生する序列や階層を示すもので、ルックスやコミュニケーション能力、文化的思考などで上位と下位が決定する。 物語は、高校のスター男子生徒・桐島の不在を核として、群像模様が渦巻くもの。 それは一見、平和な日常風景だ。 しかし細部に接近すれば、人気の女子と冴えない映画部員の男子がすれ違う瞬間に差別が露呈し、 仲良しグループの中でも無言の同調圧力が働いている。 (略) 直接いじめ問題を扱っているわけではない。 だが、見えにくいところで生徒同志の関係にノイズが生じている構造を、極めて繊細に表すのだ。 スクールカーストという戦争状態を俯瞰した本作は優れた日本論だろう。 しかし、吉田監督は、卒業した者だからこそ知っている希望や未来のヒントも付与している。 これは光のさす「社会派映画」だ。 (朝日新聞より) この映画は見るつもりはなかったけれど、上の評を読んで、早速行ってきた。 この世は、階級制度(カースト)だらけだと思う。 会社では、社長を頂点に、部長、課長、係長、平社員、パート、アルバイト・・・。 アイドルだって階級がある。 例えば、AKB48はその最も顕著な例。 センターをとった人が一番。 その次は、神セブンとよばれる(らしい)7人。 などなど、例をあげれば切りが無い。 大人は、この階級制度を乗り切る知恵があるけれど、高校という狭い空間と同じ多感な歳の相手、将来の決まっていない不安な時期に、高校生って辛いなと思う。 しかし、映画の最後の歌詞に ♪明けぬ夜はない・・・ というのがあったが、高校って、3年だから、すぎれば、あっという間だから。 第22回小説すばる新人賞受賞作■朝井リョウ■ ■東出昌大■の声、松潤に似てた。 ・・・・・・・・・・・・・ ◎自然と人間が仲良く暮らしていたころの話です。 ★2012年8月21日*民具:飯そうけ(しょうけ)* ・・・・・・・・・・・・・・ お気に入りの記事を「いいね!」で応援しよう
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