テーマ:映画館で観た映画(8328)
カテゴリ:映画
舞台は日の出の勢いで躍進するインドの未来を担うエリート軍団を輩出する、超難関理系大学ICE。 未来のエンジニアを目指す若き天才が競い合うキャンパスで型破りな自由人のランチョー、 機械よりも動物が大好きなファラン、なんでも神頼みの苦学生ラジューの「三バカトリオ」が、鬼学長を激怒させるハチャメチャ珍騒動を巻き起こす。 彼らの合言葉は「きっとうまくいく!!」 抱腹絶倒の学園コメディに見せかけつつ、行方不明になったランチョー探す旅に出かけた。 騒動を描きながら、行方不明になったランチョーを探すミステリー仕立ての10年後が同時進行。 その根底に流れているのは、学歴競争が過熱するインドの教育問題に一石を投じて、真に「今を生きる」ことの素晴らしさを問いかける 万国共通普遍のテーマなのだ。 の物語が同時進行で描かれる。 インドで興行収入歴代ナンバーワンを記録する大ヒットとなったコメディドラマ。 この「きっと、うまくいく」はインド映画らくしないインド映画と言えるかもしれない。 少なくとも、私がイメージするインド映画とはかなり異なっている。 最小限の歌と踊りは出てくるが、それが映画の本質的な要素とはなっていない。 むしろ、大学生活を映画いた青春グラフティ映画として、広く世界に通用する普遍性を持っているように思われる。 グラフティ、つまり壁に描かれた落書きのような、愚かしさと紙一重の煌めきを持つ物語として。 朝日新聞:沢木耕太郎(2013.5.31) ■きっと、うまくいく■を見た。 2回目だ。 なぜ、2回も見たかというと、この映画が素晴らしかったこと。 そして、170分という長さなので、地上波では、たぶん放送しないだろうということだ。 2回目を見るとやはり、細かいことに気がつく。 例えば、エンジニアになるよりも写真家になりたい主人公の親友がいるが、 大学に入学する日に、写真をとっている姿。 大学を卒業した後、突然、姿を消した主人公・ランチョーを探しに行く時の田舎の景色の素晴らしさも、 前回では気がつかなかった。 結末は分かっているけれども、最後まで面白く見ることが出来た。 「きっと、うまくいく」はランチョーの口癖だが、それはまじないの言葉であると同時に、 希望の言葉であり、ある意味で哀しみの言葉であることがかわってくる。 (略) ランチョーは卒業後、なぜ親友たちからも身をかくすようにいなくなってしまったのか。 どうして相思相愛となった女性と結婚しようとしなかったのか。 そうしたひとつひとつの「謎」が少しずつ解けていく。 そして、クライマックスに至り、すべての伏線が回収されきったとき、観客は大いなる幸福感で満たされることになる。 朝日新聞:沢木耕太郎(2013.5.31) ・・・・・・・・・・・・・ ◎自然と人間が仲良く暮らしていたころの話です。 ★2013年6月28日* 「少年時代」郡上八幡の夏 * ・・・・・・・・・・・・・・ お気に入りの記事を「いいね!」で応援しよう
Last updated
2013.07.04 20:58:35
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