カテゴリ:映画
送電線?買えばいいじゃない。 チェルノブイリの危機が親たちを動かした。 ドイツ南西部にあるシェーナウ市。 2500人の小さなまち。 チェルノブイリ原発事故の影響は、ここシェーナウ市にもおよびました。 そこでシェーナウ市の親たち数人が子どもたちを守るため「原子力のない未来のための親の会」(親の会)を結成しました。 まず始めたのが、街中に放射能から身を守るための情報を発信する情報スタンドを設置することでした。 また原発依存から脱却するためには、エネルギー使用の意識変化も重要であると考え「節電キャンペーン」や「節電コンテスト」を行いました。 さらに住民グループは、シェーナウ市と独占的に契約を結んでいたラインフェルデン電力会社(KWR)に対し、原発に頼らない電力供給、エコ電力の買い取り価格の引き上げ、そして節電を促すために基本料金を引き下げ使用料金を引き上げる比例料金制度を提案しますが、冷たくあしらわれてしまいます。 そこで住民グループ(親の会)は「それなら自分たちで電力会社をつくってしまおう!」と立ち上がります。 そして市議会に対して、「原発反対!」を提案する。 そして、脱原発に「賛成」か「反対」かの住民投票をすることにまでもっていく。 この住民投票まで持って行くのにどれだけのエネルギーがいったかと思う。 その活動がまたすばらしい。 ★ケーキ作戦 彼らは、脱原発に「賛成」をとりつけるために、ものすごい数のハート型のケーキを焼いた。 そのケーキには「賛成」と書いてあって、投票によろしくねというわけだ。 で、やっと賛成票を投じてもらえると思ったら、今度は、電力会社が 「もう一度、『原発必要』で住民投票を」という。 ★ジャム作戦 以前には、「賛成」というケーキを送ったが今回は、知人にジャムを送る。 そのジャムの瓶には、「原発に反対」と書いてあるから、ジャムを使う度に 「反対」という作戦。 他にも★民族音楽★ロック集会★講演会などで人集めをし、そのたびに、脱原発に賛成する人を増やす。 市民グループの中心メンバーに医師がいた。 彼は、★健康講座 を開き、その中に、市民が目指す、安全で再生可能なエネルギーをと呼びかける。 その他、★戸別訪問作戦など地味な努力も惜しまない。 その努力に感激すると共に、「3.11」という大事故で大きな被害があった日本がのんきにしているのが、不思議だ。 ■市民が作った緑の電力会社 EWS HP■ドイツ語 ■シェーナウの想い:動画サイト集■ 私は、この映画を、生協の取り組みでみた。 平日ということもあってか参加者は少なかったが、こんないい映画をもっと宣伝しないてはないだろうと思う。 で、ネットで調べてみたら、あちこちで上映会をやっていた。 大阪市内でも12月5日(木)にあるので、詳しいことは下に書いておく。 ■脱原発カフェ、映画「シェーナウの想い」■ ■日時:12月5日(木)10:00~12:00 ■場所:阿部野区民センター ■住所:大阪市阿倍野区阿倍野筋4-19-118 ■アクセス:地下鉄谷町線「阿倍野駅」6番出口 徒歩3分 ■代金:コーヒー代200円(子連れ可) ■映画の後、コーヒーを飲みながら、意見交換をします。 ・・・・・・・・・・・・・ ◎自然と人間が仲良く暮らしていたころの話です。 ★2013年11月14日*スグキでぶぶ漬けを!* ・・・・・・・ お気に入りの記事を「いいね!」で応援しよう
Last updated
2013.11.16 01:15:02
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