テーマ:庭・・ひとりごと(1477)
カテゴリ:里山・歳時記
うちの家の敷地の隅っこに、ヒイラギが生えていた。
鳥がヒイラギの実を食べて、うちまで運んできたのだろう。 様々な偶然が重なって生えているヒイラギを抜いてしまうのは、しのびなく、鉢植えにした。 和名の由来は、葉の縁の刺に触るとヒリヒリ痛む(古語:疼(ひひら)く・疼(ひいら)ぐ)ことから。 ところで、ヒイラギって、人間とどんな関わりがあるのだろう。 殖やし方は、実生または挿し木。 葉に棘があるため、防犯目的で生け垣に利用することも多い。 だそうだ。 しかし、生垣にするほど、うちの敷地は広くないし・・・。 家の庭には表鬼門(北東)にヒイラギ、裏鬼門(南西)にナンテンの木を植えると良いとされている(鬼門除け)。 また、節分の夜、ヒイラギの枝と大豆の枝に鰯の頭を門戸に飾ると悪鬼を払うという(柊鰯)。 季語としては、「柊の花」は冬。 うちには、鳥が運んで来て生えたナンテンの鉢植えが2つある。 鳥が邪鬼から、うちを守ってくれているのだろうか。 今日、スーパーへ行ったら 「イワシを買った人にヒイラギの一枝をプレゼント」とあった。 ヒイラギは、節分の日にだけ、クローズアップされる植物だ。 幹は堅く、なおかつしなやかであることから、衝撃などに対し強靱な耐久性を持っている。 このため、玄翁と呼ばれる重さ3kgにも達する大金槌の柄にも使用されている。 特に熟練した石工はヒイラギの幹を多く保有し、自宅の庭先に植えている者もいる。 他にも、細工物、器具、印材などに利用される。 ■植物切り抜き帳:モミの木■ ・・・・・・・・・・・・・ ◎自然と人間が仲良く暮らしていたころの話です。 ★2014年2月2日*如月(きさらぎ)の語源 * ・・・・・・・ お気に入りの記事を「いいね!」で応援しよう
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