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2014.08.28
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カテゴリ:映画
イーダ:あらすじ

わたしは誰?

イーダ(アガタ・チュシェブホフスカ)は最初、アンナと呼ばれている。
18歳の戦争孤児で、ほどなく修道女になる予定だが、音信不通だった叔母ヴァンダ(アガタ・クレシャ)に会うと「イーダ」と呼びかけられる。
イーダとはユダヤ人の名前だ。
1962年、社会主義時代のポーランド。
50年代初頭、叔母は人に恐れられる検察官だったが、いまは酒と煙草と束の間の情事に逃げ込んでいる。
そんなふたりが4日間の旅に出る。

イーダの両親が命を奪われた経緯を探りにいくのだ。
無垢で信仰心の厚い少女と、シニカルで無神論者の中年女。
過去は発掘されるのか・・・・

グランドブダペストホテル■のような華麗な映画が好きだ。
ぼくを探しに■のようなキュートな映画も好きだ。
だから、モノクロの「イーダ」は、少し物足りないかなと思っていたら、嬉しい誤算。
映画のそこここに映像の美しさが・・・。
それは、華麗な美しさではなく、そぎ落とした美しさ。
茶の湯の美にもにていた。
イーダの尼僧姿、叔母と車で通る並木道、洗濯したシーツが風にひるがえるシーン・・・。
絵画のように美しいシーンが続いて、モノクロにした理由が分かった気がする。
尼僧姿の美しいイーダ。
叔母は、
「せっかく、美しい髪があるのに・・・」と出すように言うがイーダは、聞かない。
しかし、両親の最後を知ってから、髪を出し、普通の服を着るシーンがある。
あんなに美しいと思ったイーダが普通に見えた。

茶室にバラが似合わないのと同じで、この映画に派手なものは似合わない。

親の最後の場所を探して訪ねた家には、レース編みのカーテンとレース編みのテーブルクロスがかけられていた。
両方とも、手編みっぽかった。

1962年ってそんな時代だったんだな・・・。

先に見ていた家人が、友人に送った映画の印象を本人の了解を得て、下に載せておく。
   モノクロトーンの映画が、ぼくには好ましく思えるのは、僕自身のペシミスティックな気分の反映か・・・と思える。
貧しかった古い時代をいくらかでも想像できる世代の故か、ある種の親しみさえ、感じることがある。
しかし、この映画は、昔の映画ではない。
昨年=2013年製作。

時代背景は、1960年代のポーランド。
第二次世界大戦で、ナチスのユダヤ人迫害(ホロコースト)の後、今度は、同じように迫害されてきたポーランド人が、ユダヤ人たちを迫害・排斥する・・・・
人間社会の絶望的な展開が、背景にある。

両親の墓を探す・・・ロードムービーが、淡々と描かれていく。

僕が見る限り、「希望」は、見えてこない。
叔母の自殺後、ひと時の「娑婆」を経験して、ヒロインは、修道院に戻っていく。
もちろん、宗教に「救い」は、無いが・・・・彼女が、逃げていくところは、どこにもないのだ・・・・・
今回、どうして、紹介するか・・・・ぼくの気分に、しっくりくる・・・だけ。
皆さんは、どう感じるだろうか????  
ぜひ、聞きたいものだ。
・・・・・・・・・・・・
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・・・・・・・
      





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Last updated  2014.08.29 19:37:45
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