テーマ:映画館で観た映画(8349)
カテゴリ:映画
愛すべきものが、みつかりますように。 台湾上空。 空中を漂うカメラは、台湾の様々な姿を捉えていく。 フォルモサ(麗しの島)と呼ばれる美しい山・海・田園。 一方で、工場の煙突から噴き出る白煙や工場排水が流れ込む河川など、環境破壊の実態も浮き彫りにする。 農作業や祭りを楽しむ人々の暮らしや日常の営み、そして台湾最高峰の玉山(3,952m)頂上では、原住民の子供たちが誇り高く歌う様子が映し出される。 冒頭、真っ暗な画面に一筋の光。 何かな??と思っていると、地球が現れた。 地球を俯瞰(ふかん)する場面から、この映画は始まる。 そして、台湾が見えた。 その次にあらわれたのは、雪をいただく高い山々、 切り立った、絶壁、海原、湿地・・・。 台湾の美しい景色が、長く続く。 美しい島だなと感心していたら、人間の暮らす街や人間の造った道路などなどが現れる。 とたんに、醜悪な景色となる。 ただ、醜いだけなら、目をつぶることが出来るが、台湾は今、大変なことが起きている。 ●水害。 地球温暖化による土砂降りの雨が多くなり、洪水による水害が多発。 ●土砂崩れ。 樹木の伐採をやたらするため、保水力がなくなり、土砂崩れが起きる。 ●水不足。 土砂降りの雨が降るのに水不足とは?と思ったが、貯水池が土砂に埋もれ、小さくなってしまった。 そのために貯えられる水量が減った。 ●地盤沈下。 工業用に地下水を大量に使うため地盤沈下が起きている。 他にも工場からの排水をそのまま流す。 ごみの不法投棄。 高い山で作ったお茶がいいと山を切り拓いて畑にする。 景色がいいといえば、山にホテルを建てる。 観光目的のために、作った道路を車が走っているが、空から見れば いつ崩れるかもしれないような道路を通っている。 その道路をつくるためのセメントにどれだけの、自然破壊が行われているかということを映像で見せる。 これら、災害はすべて、人間の愚かな行為からだ。 政府は何をしているのだろうか? この映画をひとりでも多くの人が見てくれることを願う。 そして、自分は、何ができるのか考えてみて欲しい。 空からの見た台湾は、美しく醜い。 ◎地球を救う127の方法◎ ・・・・・・・・・・・・ ・・・・・・・・・・・・ お気に入りの記事を「いいね!」で応援しよう
Last updated
2015.01.12 01:06:24
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