テーマ:映画館で観た映画(8341)
カテゴリ:映画
フィンランドがタンゴの生誕地だなんて誰が言ったんだ?? タンゴはアルゼンチンで生まれたもので、彼らほどタンゴに情熱を注いでいる人々は存在しない。 アルゼンチン人はもちろん、世界中の多くの人がそう思っているがアキ・カウリスマキをはじめとしたフィンランド人はその意見に異を唱えていた。 ブエノスアイレスで活動しているアルゼンチン人タンゴミュージシャン、ワルテル“チーノ”ラボルデ、ディエゴ“ディピ”クイッコ、パブロ・グレコの3人は、事の真相を確かめようとフィンランドへと旅立つ。 延々と続く森と湖。 一本道を車で走り抜け、湖畔で一休憩。 集会場でゆったりしたリズムのタンゴを踊る人々と交流し、サウナも体験する3人。 未知の世界に戸惑い、毒づきながらも、各地でご当地ミュージシャンとセッションを重ねるうちに3人はフィンランドに魅了されていく。 やがて、彼らが最後に辿り着いた場所で白夜のセッションが開催される。 それは「マッチ工場の少女」に出演もしているフィンランドの国民的タンゴ歌手レイヨ・タイパレとの夢の共演であった……。 タンゴといえば、アルゼンチン。 アルゼンチンといえばタンゴ・・・という具合にアルゼンチンはタンゴで有名。 かたや、森と湖の国、人々は、おだやか。 それがフィンランドのイメージ。 それなのに、タンゴ発祥の地は、フィンランドという説を聞いて、 プロのアルゼンチン・ブエノスアイレスのタンゴミュージシャン3人は、フィンランドに行く。 ある家では、音楽の先生をしていた女性から、フィンランドのタンゴを学ぶ。 ある時は、村の集会所で特別ゲストとして出演する。 またある時は、老タンゴ歌手の歌を聞く・・・。 どこか奇妙で愛すべき体験。 タンゴと人への愛に溢れた音楽ドキュメンタリー。 タンゴがアルゼンチンでブレイクした理由を私は次のように聞いたことがある。 アルゼンチンは、移民の国。 若い男女も、お互いに言葉が通じないことが多かった。 そんな時、言葉よりも、寄り添って踊るタンゴがお互いを近づけるからだというのだ。 それに似たことが映画の中でも語られていた。 「フィンランドの男は、ケイタイが普及するまで、無口だった。 そこで、そんな、無口な男たちに代わって、愛をタンゴ歌手が歌う。 だから、タンゴ歌手は男ばかりなのさ。」 全編に流れるタンゴが魅力的!! ■おまけ■ ■その1 フィンランド人とアルゼンチン人、会話は英語。 アルゼンチン人3人のうち2人は英語が出来る。 フィンランド人は、全ての人がネイティブ並みに出来る。 羨ましい('ー;') ■その2 おとなしそうな、フィンランドの人々だが、おかしな大会をやっている。 *世界サウナ選手権 *エア・ギター世界選手権大会 *携帯電話投げ世界選手権 ・・・・・・・・・・・・ ・・・・・・・・・・・・ お気に入りの記事を「いいね!」で応援しよう
Last updated
2015.01.21 13:59:14
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