テーマ:映画館で観た映画(8350)
カテゴリ:映画
「団地てオモロイなぁ・・・噂のコインロッカーや。」 山下ヒナ子(藤山直美)とその夫・清治(岸部一徳)は、とある事情で家業の漢方薬局を畳み、団地に引っ越してくる。 そこには、自治会長の行徳(石橋蓮司)と妻の君子(大楠道代)、クレーマーで次期会長を狙う吉住(宅間孝行)に、暇を持て余した奥さま連中が暮らしていた。 ある日、些細な出来事でヘソを曲げた清治が、「僕は死んだことにしてくれ」と床下に隠れてしまう。 夫の姿が消えても淡々とパートに通い続けるヒナ子の言動に、隣人たちは妄想を膨らませる。 さらに妙な立ち居振る舞いの青年・真城(斎藤工)が山下家を訪ねてきて……。 天性のコメディエンヌ、藤山直美と、かつてのグループサウンズの雄■「ザ・タイガース」のサリー■ こと岸辺一徳が出ているので見に行った。 この映画は、阪本順直監督が「顔」でコンビを組んだ藤山直美のために脚本を書いたという映画。 阪本順直監督は沢山の有名な映画を撮っているのを今回はじめて知った。 『どついたるねん』で監督デビューし、芸術推奨文部大臣新人賞、日本映画監督協会新人賞、ブルーリボン賞最優秀作品賞など数々の映画賞を受賞。 藤山直美を主演に迎えた『顔』(00)では、日本アカデミー賞最優秀監督賞、毎日映画コンクール日本映画大賞・監督賞などを受賞した。 その他の代表作に、『KT』(02)、『亡国のイージス』(05)、『魂萌え!』(07)、『闇の子供たち』(08)、『座頭市 THE LAST』(10)、『大鹿村騒動記』(11)、『北のカナリアたち』(12)、『人類資金』(13)、『ジョーのあしたー辰吉丈一郎との20年―』(16)(正確な表記は「丈」の右上に点)など多数。 『顔』と『大鹿村騒動記』は見たかったのに見逃してしまった。 「団地」は、大阪が舞台というわけか、年配の女性が大勢来ていた。 藤山直美は、父親、天才藤山寛美の娘の血をついだのか、間の取り方などがうまいなと思う。 この映画は藤山直美あってなりたつのだ。 山下ヒナ子(藤山直美)の夫役の岸辺一徳もあいかわらず、あじのある演技。 それににしても、「のっぽのサリー」というだけあって岸辺一徳さん、背が高い。 鴨居に頭がぶつかりそうだった。 家に帰ってから若かりし頃の■グループサウンズ■を聞きまくった。 嗚呼、あの頃の、タイガースはかっこよかった。 歌もうまかった(ハーモニー)。 サリーは楽しそうにギターを弾いていた。 歳月は残酷だ。 って、サリー(岸辺一徳)が出ていたので、タイガースの、そして自分の半世紀近く前のことを思い出した。 ・・・・・・・・・・・・ にほんブログ村 ・・・・・・・・・・・・ お気に入りの記事を「いいね!」で応援しよう
Last updated
2016.06.24 23:12:34
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